「文章が書けない人」は自分に期待しすぎ
「さて、書くぞ」
そう思って、パソコンに向かってパチパチとキーボードを叩く。ほどなくして目の前には到底「おもしろい」とは言えない文字のかたまりが現れる。
「(うーん、こんなはずじゃないんだけどな。文才がないのかしら……)」
ため息ひとつついて、パソコンをパタンと閉じる――。そんな経験はないでしょうか? ぼくにはしょっちゅうあります。
なぜこんなことが起きるのか。
それは自分への期待が高いからではないでしょうか? 文章が書けない人、筆が止まりがちな人というのは、往々に