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ひとり出版社づくり

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代表高橋かずひろの作っている出版社「蝦蟇書房」を作る記録です。ひとり出版社を作りたい方、出版業界の未来が気になる方、野次馬をしたい方、お気軽にどうぞ。
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記事一覧

ひとり出版社を作る(7)確定申告

 去年開業届を出したんで今年は帳簿をつける練習も兼ねて人生初の確定申告をしてみた。といっても出版業の収入は無いので去年の4月に一か月でやめた会社の給料の所得税の天引きを取り戻したりするのがメインだけど。  国税局の確定申告書を作るサイトに収入をインプットしていくお金の額がゲームのスコアのようだ。去年は収入がしょぼかったので予行演習にはちょうど良い量だった。大した収入も無く大した経費もなく特別控除で全滅。  今年から本づくりが本格化するのでいろいろと出ていくお金もグレードアップ

ひとり出版社を作る。(6)モテアマス三軒茶屋の本を作る。

 書いてくださいと著者に頼んで断られることが何回か続いて、めちゃくちゃ苦労したが最初の一冊の内容が決まった。 シェアハウス、モテアマス三軒茶屋の本を出すことになった。  モテアマス三軒茶屋とは何か?  三軒茶屋駅徒歩6分の場所にある社員寮を改装したシェアハウスだが、中身の詰め込みぶりが半端ないのだ。遊びに行くたびに誰かが持ち込んだおもしろアイテムが置いてある。ちょうど敵や宝箱の位置が遊ぶたびに変わるダンジョンのような空間なのだ。  住民に仕事を発注する会社「モテアソブ三

ひとり出版社を作る。(5)第二陣第三陣

 書き手の人と交渉したり、ひとり出版社をどう動かすかを決めていくうちにスタイルが固まってきた。  ひとり出版社を立ち上げる人は出版業界である程度働いていて独立というパターンが多くて、そういった人たちは得意分野が固まっている感がある。出版する本も統一感があって得意分野がはっきりわかる。「○○の人」ってはっきりわかるから安心感があるのかもしれない。  出版業界未経験からひとり出版社を作ると得意分野が固まっていない。その代わりに散らばっている。あれに興味がある。これも人が知らな

ひとり出版社を作る。(4)リサーチだ。

 どうも、最近ロング自己紹介を更新したたかずです。    出版社をやっていることは創業第一冊目の本のタイトルが決まってから自己紹介に書く予定  出版社を立ち上げる作業は第一冊目の本の企画リサーチを始めることに、出版業も未経験で始めるんでどんな感じのお店に本が並ぶかをある程度イメージできるようにしていく。  起業していく時のリサーチは必ずやるようにしているけど、リサーチするだけして何もできないで終わるのだけは避けたい。特にみんなで何かを始めようって時は、よし始めよう!→リ

ひとり出版社を作る。(3)企画作り1年生

 出版の勉強もしつつ開業届を出していよいよ本格始動。  まずは最初の本を作る。  書き手をどうやって探すか。  出版社として継続的に本を作るために最初の本の書き手は慎重に決めないといけない。  いつまでも決めないと何も動けない。  まずは知り合いの上手に本が書けそうな人に話を持ち掛けたり、チャットグループで本を書きたい人募集の発言をしたり、そうしたら応募がいくつか来たので今度は選考しないといけなくなったり、、、  一人企画は一人で何でもできるけど逆に言うと一人で何

一人出版社を作る。(2)社名をどうするか?

 一人出版社を作ろうとしている高橋かずひろです。  早速ボトルネック的問題が発生、それは  「社名をどうするか?」  屋号も開業届に書いておきたい。これから出す本に名前が載り続けることを考えると慎重に決めないと、かといって慎重すぎても活動が止まってしまう。  ネーミングでこだわったのは 出版社だと一目でわかる名前 創業者の枠を超えた活動ができる名前 立ち上げた時の季節  まずは出版社だとはっきりわかる名前にすることにした。○○企画みたいな名前だと何をやるのか分

一人出版社 目指します。

 代表高橋かずひろは一人出版社を目指すことにした。 一人出版社を目指す理由 本を作る作業が「ボロボロになってもやりたい事だから。」  代表高橋かずひろは調子がいい時もあれば悪い時もある。最悪の調子の時でも、最悪の調子の時こそ「本を作りたい。何かを残したい。」という欲求があった。  調子が悪い時にだらだらゲームしたりアニメを見たりするのは心の穴を埋めるのが目的だから「本気の好き」ではない。という意見もある。  ごもっともだ。それでも調子が悪い時に本を作ろうとして実際に何冊か