光の啓示「第1章 帰国へ!」
第1章 ブラフマー神!!!のつづき 帰国へ!
バリ島の滞在もあと数時間になった。
この数日は、私にとってまさに「人生の転機」になる
出来事にうおうさおうした日々だった。
瀧からあらわれた「光」。
あの光のメッセージを信じて人生をゆだねていいのだろうか・・・・・。
この数日間におきたことは、
夢じゃないのか・・・・・。
光、龍、ガネーシャ、ブラフマー・・・・。
いままで縁もゆかりもないものばかり。
まして、アートなんて。
ほんと、だいじょうぶか。オレ・・・・。
いろんなことが頭をよぎり、帰る準備も進まない。
そうしているとワヤンが迎えに来た。
あれ、まだ19時。
空港に向かうには早すぎる。
ワヤン:タカ、私の村に行くよ。
私:ワヤンの村?・・・・OK。
ワヤンの村はウブドのとなりのマス村だ。
バイクに2ケツしてワヤンの村へ。
10分ほど走って村の寺院につき、なかへ入る。
薄暗い寺院の中には即席の観客席なのか椅子が並んでいた。
その椅子に外国人観光客が5人ほどすわっていた。
そして、私もその横にすわった。
タイマツの炎だけの明かりに照らされた寺院は幻想的で
またまた異次元に吸い込まれそうな感覚になる。
さすが神々の島と言われるバリ島。
その村もそこに住むバリニーズもすべてが異次元なのだ。
そんなことを思っていると、
村人たちが、ガムランの音とともに寺院の広場にでてきて踊りだした。
ワヤンもクトゥも踊っている。
われわれ6人のために村のおとながほとんど全員がでてきて、
踊りを見せているのだ。
村全体で旅人を歓迎する感じ。
しばらく見ていると、ワヤンがちかづいてきて
私の手をひいて、踊りの輪の中にまねきいれた。
私も村の人たちの輪なのかで一緒に踊った。
観客ではなく演者になった。
なんか観光客のお客様としてではなく、
村人として認められた感じだった。
楽しい時間もおわり、
村の人々に帰国のあいさつ。
なごりおしみながら。
AYUにもどった。
もう22時をまわっている。
AYUのオーナー夫妻にもあいさつして、
部屋の前でワヤンとお茶しながら時間まで雑談。
バリに来て、
AYUに泊まり、
ワヤンと仲良くなり
1カ月間いろんなことがあった。
いままでいろいろ外国を旅してきたが、
こんなにローカルの人々の中に入ったのは始めてだ。
ほんと、バリはバグース!(最高!)
ワヤンとの楽しい時間もタイムアップ。
23時になった。
あ~あ、帰るのか・・・・・。
荷物を積み、ワヤンカーでウブドを出て、
空港へむかう。
空港までの夜景をみながら
本音は、不安しかない・・・。
これから、なにがおこるのだろうか・・・・。
信じていくしかないが、
何からやればいいのかもわからない・・・。
とにかくやろう。
「信じてやるしか道はない。」と自分に言い聞かせた。
空港につき、ワヤンとの別れ、
ワヤン:"Don't worry”タカ
私:テリマカシー、ワヤン。
ワヤン:サマサマ。
私:みんなによろしく。またすぐ戻るよ。
ワヤンとも別れ、チェックインも無事にすませて、
免税店でお買いもの。
いつも夜になると流れてくる音楽のCDを買うためだ。
そして、そのCDをゲット!
[ タイトル ] SABILULUNGAN
(ドゥグン サビルルンガン)
[ ジャンル ] デグン(ドゥグン)
バリ島に行ったことのある方なら、一度はホテルやレストランで聞いたことがあると思う。
よし、これを聞けばいつもバリにいることができる。
これでだいじょうぶだ。
さあ、日本へ帰るぞ!
つづく
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