Takayuki Niihara

ベンチャー経営者/データとAIでビジネスを再デザインする事業に取り組んでいます/Fin…

Takayuki Niihara

ベンチャー経営者/データとAIでビジネスを再デザインする事業に取り組んでいます/FinTechやキャッシュレス関連のコンサルティング/信用スコアリング/DX/立教大学大学院人工知能科学研究科

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文系一筋だった私が一念発起して大学院でAIの研究をすることにした話

久々のnote更新です。 さて、このたび2021年4月から、立教大学大学院人工知能研究科に進学し、仕事は続けながらもAIの研究にも従事することになりました。本研究科は日本で初めてのAIに特化した大学院で、2020年に開設されました。従って私は2期目の入学となります。 せっかくなのでこのタイミングでなぜ大学院に進学することにしたのか、考えをまとめておこうと思いnoteを書くことにしました。 1.コロナにより学習コストが圧倒的に下がっているまず第一に、学習コストに関する話で

    • DX(デジタルトランスフォーメーション)を阻む2つの壁

      以前の記事でDX(デジタルトランスフォーメーション)の定義に関する内容を書いた。今回は、DXを推進していく中で、多くの組織がぶつかるであろう壁の存在について考えてみたい。 以前の記事の中で、DXとは顧客接点を起点にして組織のあらゆる思考様式や行動原理をデジタルファーストに組み替えていくパラダイム転換のこと、と定義した。 これは言い換えると、あらゆる企業、あらゆる産業がソフトウェア産業の思考と行動を身に付けるための活動と言い換えても良いと思う。つまり、事業活動の全てをデジタ

      • それDXじゃありません。DXの定義について。

        昨今DX(Digital Transformation)という言葉が大流行りである。コロナの影響もあって、新しい生活様式に対応したビジネスモデルへの変革の必要性が叫ばれる中、猫も杓子もDXしよう!という勢いだ。 コロナにおける給付金対応の顛末でも明らかなように、日本のデジタル対応は政府からしてとても遅れていて、実はIT後進国であることがはっきり分かってしまった。コロナを奇貨として、官民共にデジタル化を進めていくことが急務であることは間違いない。 ただ一方で、かつてのビッグ

      文系一筋だった私が一念発起して大学院でAIの研究をすることにした話