【8月開催】地域課題にアジャイル開発で取り組む『インターンシップ in 沖縄 2024』をレポートします!
はじめに
はじめまして 那覇サテライトオフィスのtanakaです。
今回、那覇サテライトオフィスにてインターンシップを開催しましたので、その様子をレポートします。
この夏のインターンシップは2回の開催となりますが、本記事は第1回開催のものとなります。
自己紹介
KDDIでアジャイル開発と出会い、スクラムマスタとして活動していましたが、そのままKAGの社員としても活動を継続しています。
2023年4月の那覇サテライトオフィス開設を機に沖縄へ移り住み、サテライトオフィス長として、アジャイル開発はもちろんのこと、沖縄でのエンジニア採用にも取り組んでいます。
インターンシップへの思い
KAGに地方在住のエンジニアはたくさんいますが、沖縄県内ではまだたったの2人です。
沖縄で働くKAGの仲間をどんどん増やし、沖縄の開発チームで県内の課題解決に取り組んで行く!そんな未来を描いています。
県外で就職する学生さんが多いようなことも見聞きしますが、このインターンシップでの開発体験をとおして、チーム開発の楽しさであったり、沖縄でもエンジニアとして働いていけることを知ってもらいたいと考えています。
那覇サテライトオフィスでは、そんな開発の場を提供していきたく、毎年インターンシップを開催しています。
インターンプログラム
【開催概要】
期間 8月26日(月)〜8月30日(金)
場所 那覇サテライトオフィス
参加者 県内大学生 3名
運営者 tanakaの他に沖縄在住エンジニア1名と東京からのエンジニア1名
初日は自己紹介や会社紹介などのオリエンテーションですが、2日目から4日目は1日1スプリントでスクラムチーム開発体験です。
5日目は成果の取り纏めを行い、最後は発表会で終わりです。
【Day1】
まずはKAG紹介、アジャイルとは?スクラムとは?という基礎的なところから始まりました。
その後、自己紹介をしつつ、アジャイルやスクラムに対する学生さんの理解を資料化してもらいました。
「KDDIアジャイル開発センター」のインターンシップに参加したということで、絶対に「アジャイルって何?」って聞かれますよね。
その際にちゃんと自分の言葉で話せるようにしておくことが狙いの一つです。
短時間での資料整理はなかなか難しいと思いつつ、学生さんたちで簡潔にまとめてくれて、資料発表後にみんなでディスカッションですが、色々な捉え方があり面白いです。
【Day2からDay4】
1日1スプリントで、日替わりでスクラムマスタもやってもらいます。
ここではスクラムイベントのファシリテートをやってもらう程度になりますが、少し無茶振りで困惑しつつも、みんな頑張ってこなしました。
肝心のチーム開発するプロダクトですが、学生さんたちのアイデアで「学生向けライドシェアマッチングアプリ」を作成することに。
詳細は割愛しますが、沖縄県内での交通渋滞はもちろんのこと、大学近辺でも学生の車問題があり、車自体の量を減らしたいという思いからのアイデアでした。
ここで出てきたチーム名が「ゆいまーるちゃんぷるー」。
ぐちゃぐちゃ(チャンプルー)な沖縄の交通渋滞を助け合い(ゆいまーる)で解決するという意味ですが、なかなか沖縄らしくて面白い発想です。
CodeSandbox環境を利用してのチーム開発でしたが、慣れないReactを用いての実装でKAGメンバーと奮闘しながら、短い期間でデモ可能なところまで完成させました。
【Day5】
最後の成果発表会に向けて、資料の取りまとめです。
事前に大体の構成を決めた上で、3人で分担して作成し、途中リハーサルも実施しつつ、何とか時間内での資料完成でした。
最後はKAGパートナーの沖縄開発メンバーに参加してもらい、成果発表会です。
リハーサルの甲斐もあり、学生さんたちからデモプロダクトへの思い、インターンシップで学んだことなどをしっかりと伝えてもらいました。
若干緊張感のある中ではありましたが、ただ資料を読むだけではなく、自分の言葉で補足説明を加えながら発表できていたところは、素晴らしかったと思います。
沖縄にマッチしたアイデアであるとのフィードバックであったり、既存のライドシェアサービスとの差別化要素は何か?、本来やりたかったところまでの実装はあと何スプリントあればできる?などの鋭い質問もありましたが、堂々と適切に回答できていたところが印象的でした。
インターンシップを終えて
5日間という短い期間で、実質的にチーム開発できたのは2日間程度でしたが、スクラム開発の流れを体験してもらえたと思います。
スプリントイベント内容についても、何回か繰り返す中でしっかりと理解してもらったようです。
また、慣れない環境(職場環境や開発する環境含めて)の中ではありましたが、日を追うごとに順応していき、学生さんたちの能力の高さを感じることができました。
参加してくれた学生さんからも、次のような感想をもらいました。
チームでのコミュニケーションの重要性を学んだ
体験したチーム開発の手法を大学での共同研究などに活用できそう
タスクの見積りや振り返り手法は個人でも使ってみたい
もう少し複雑な処理も実装してみたかった
KAG社員の実際のスクラムイベントを見学してみたい
限られた時間であり、納得のいくところまで実装できなかったかもしれませんが、アジャイル、スクラムに興味を持ってもらい、もっとやりたいと感じてもらえたことは非常に嬉しい結果であったと思います。
最後に
沖縄県内のエンジニア志望の学生さんに向けて、色々と趣向を変えつつ、来年以降も那覇サテライトオフィスにてインターンシップを開催していきたいと思いますので、たくさんの参加をお待ちしてます!
また、KAGに興味を持って頂けましたら、是非以下にて詳しい情報をご覧ください。