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「リモートワーク」について考える

宮古島日記「南の島で考える」編、今回は「リモートワーク」についてです。
安部はこの半年、gCストーリー@東京で広報関連の仕事、RuGu@宮古島でグランピングリゾートの創業に携わっています。
東京にいれば宮古島がリモート、宮古島にいれば東京がリモートでの仕事対象です。

リモートワークがしやすい環境は整ってきている

インフラが整ってきたことにより、ある意味ツールを使えば、リモートでの仕事も容易に実現できるようになってきました。
(ちなみに宮古島は風が強く吹く日はWiFiが弱くなります。。)

特に昨今ではリモートへの理解が進んでいることもあり、いわゆる企画系の仕事や他社(お客様やパートナー)が絡んだプロジェクト的な仕事も問題なく進めることができます。

とある日のgCストーリーnote編集部企画会議の様子。
(宮古島はクリスマスでも半袖でした。笑)

リモートワークとツール

ツールはもちろん重要で、Slackを代表とするビジネスSNSは電話(言語)、リアル(対面)でしかできなかったリアルタイム性を担保していますし、Trello等のタスク管理アプリと併用すると物事がプロジェクト単位で進む仕事に至っては、むしろ時間を使って会議を重ねるより、効率化します。

現在安部のSlackは2社(東京と宮古島)と1団体(宮古島)、パートナーとのやりとり(東京×宮古島)が、機能している状況です。

ほぼほぼメールは使わなくなりましたが、G Suite(カレンダー、スプレッドシート等のファイル関連)やオンラインMtgツール(最近は主にZoom)が揃うことで物理的な距離は感じなくなりました。

リモートワークとボトムアップの関係性

時代背景的に取り組みやすくなってきているリモートワークですが、ここで「ボトムアップ」との関係性を考えてみたいと思います。

なんのこっちゃ?という感じですが、ここ半年のリモートワークを実施してみて、感じたことがあります。
よくよく考えるとリモートワークって、

「場所が物理的に離れた環境で当該企業に対してコミットしている業務に対して求められている成果を出す仕事の仕方。」

ってことになります。

そう考えると、いわゆる管理されない立場の人(一般的には管理職、スタートアップ等だと概ね全員。笑)って、結果そうなっているし、自然とそういう動きになってきます。

なんらかの人と会うことが仕事になれば、営業ではなくても会社の座席に座っている時間はほとんどなくて、いつどこで何やっているかはGoogleカレンダー以外に知る方法がないけど、Slackは返ってくるし、アウトプットは定期的に出ている、みたいな。

こんなことを考えていると、リモートワークってボトムアップの制度なんだよな、と改めて思いました。

これまで日本企業の従業員は机に座って何らかのマネジメント下に置かれて働いていることで会社の組織としての体裁を保っていたような気がします。

それがテクノロジーの進歩をベースとした、昨今のフリーランスや雇用形態の変化に伴う働き方の変化の流れの中でその機運が生まれて来ました。

マネジメント層は今までリモート的な働き方をある意味当たり前にして来たのですが、いざボトムアップでその流れが来た時に実は対応するのが難しいのではないか?
その心理的な距離が最大の難関だったりするのかなーと考えています。

ボトムアップってする側のチャレンジはもちろんですが、実はマネジメント層もボトムアップ初経験の場合は大きなチャレンジです。

すでに組織として機能している企業体が「管理しない」ことで現代でも持続可能な企業体へと移行する、組織視点で見たリモートワークって、そんな課題があるような気がしました。(あくまで私見です。)


次回も引き続きビジネス編。「ダブルワーク」について考えて見たいと思います。


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