夏の雨とFUJIFILM
全く書かなくなってたNoteですが、時間ができたのでたまには書いてみようと思います。
梅雨が明けない。
もう7月も終わるというのに。
天気予報は毎日コロコロ変わって、昨日の予報が信じられない。
昨日の夜の時点での天気予報は確かに曇りだった。
でも。
朝起きて見てみると、曇りのち雨。
え、雨?
「え、昨日から雨の予報出してましたけど?」と言わんばかりにシレっと変わってた。
とりあえず海側での撮影はまた今度、という事で。モデルさんに時間も取って貰ってるので、「じゃあとりあえず今日は雨でも撮れる場所に変えましょう」という事に。
そして、急遽、鎌倉へ。
いざ、鎌倉。
Go to Kamakura.
そういえばGo toキャンペーンは大丈夫なんでしょうか。
話を戻します。
急遽決めた撮影場所。
下見もしていないワケで。
私は撮影に際しては、可能な限り下見にいくし、事前に撮影したいイメージを固めていくので、ノープランで行くのはちょっと、というか、かなり怖いものがありました。
カメラをぶら下げて、ふらっと散歩しながらエモくてカッコいい写真を量産するタイプのフォトグラファーに憧れというか嫉妬というか、そんなんはありますが、まぁ、そういうのが苦手なんですね。加えていうならば、雨の日のポートレート自体もそんな得意でもない。そもそも雨が嫌いなので、雨の日の撮影を避けてきた節もあり、、。
でも、結果からいうと、ノープランだった分、気を張らずに楽しく撮影ができました。自分でも意外でしたけど。怪我の巧妙。
写真的な事でいうと、雨の日はあらゆる物の色がしっとりと引き締まるというか、コクが出るので、FUJIFILMのカメラとは相性がいいのかなと感じました。
いざ、出発。
今回、モデルはNatsuさん。
僕がポートレートを始めたばっかりの頃から撮らせてもらってるモデルさん。非常に頼れる存在です。
鎌倉駅の西口を出てすぐ。
7月も終わりなのに、アジサイがまだ咲いてました。
今年はアジサイを撮りそびれていたので、遅ればせながら。
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Classic Chrome>
ネイルの色との相性がイイ感じでした。
JPEG撮って出しでも良い感じなので、そのままです。
私の場合、カメラの設定はシャドーを+2くらい上げて(=引き締めて)、ハイライトを最大限抑えて、彩度を+3くらいにした状態でClassic Chromeで撮る事が多いです。でも、そうするとRawで撮った場合、後からLightroomでClassic Chromeのカラープロファイルを当てても同じにならず、カメラのJPEGの再現性は低くなるので、悩ましいです。
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Classic Chrome>
線路沿いにずっと歩いてたところで。
小町通などのある東口と違って、西口は人が少ないので撮影にはオススメです。
雨の日ポートレットっぽい。
素敵。
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Classic Chrome>
古都っぽい場所が点在します。
かつて隆盛を極めた幕府の時代に思いを馳せずにはいられません。
嘘です。
馳せてません。
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Classic Chrome>
神秘的や。
神隠しに合いそう。
寿福寺といいます。
じゅふくじ。読みにくい。
小さい頃、特に男子は攻撃時に「デュクシっ!」とかいいますよね。私も言ってました。アレなんなんですかね。ちょっと響きが似てて思い出しました。
濡れて発色のよくなった緑の感じなんかは、FUJIFILMっぽく出てるような。知らんけど。
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Classic Chrome>
めっちゃ降ってきたので、しばし雨宿り。
なんかさ、こーゆー雨量じゃないじゃん。
雨ポトレ って。
シトシトくらいのさ。
で、こうビニ傘越しに?振り向いて笑ってるみたいな?そういう事だろうよ。
参考までにカメラとレンズとFSを一応記載してますが、カメラはずっとX-H1だけです。今回はそれしか持っていってないので。レンズはXF23mmかXF35mmしか使ってないですが、途中でレンズ交換がめんどくさくなって、ほぼXF35mmです。
いざ、竹林
もう「いざ○○」言いたいだけなんですがお付き合いください。
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Classic Chrome>
鎌倉は竹林を持つお寺がいくつかありますね。
報国寺が一番有名なのかな?
写真撮るなら浄智寺か、この写真の英勝寺が割と穴場な気がします。
雲の隙間から急に日が差して神秘的な瞬間でした。
思わず一句出るかと思いました。
てゆーか、多分もう出ちゃってた。
こーゆー光景目の前にしちゃうと、やっぱ日本人ですからね。
竹の古都
雨に打たれて
いとエモし
すみません、今考えました。
しかもちょっと真面目に考えた努力の跡が透けて見えて恥ずかしくて死にたいです。
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Classic Chrome>
静かで落ち着く場所です。
意味もなく
「、、、森羅、、、万象、、。」
とか言ってみたい。
「あ、自分、境地達しましたよ」
みたいな感じ出したい。
コロナが収束したら、鎌倉もまた外国人のお客さんで溢れるのかな。
“Oh....Shinra...Banshou...”
つって。
お前もかい!
つって。
<Body: X-H1, Lens : XF23mm F2.0, FS: Classic Chrome>
雨が少し上がってきました。
縁側がエモい
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Provia>
標準色のProviaの出す鮮やかなスプライトのような緑と青が好きです。
FUJIFILM自体、色が絵具のようにコッテリしていて、Nikonの水というか三ツ矢サイダーみたいな透明感は出しにくいんですよね。
ただ、自然光で上手く条件と設定が噛み合うと、凄く透明感のある澄んだ緑と青が出るんです。そんな時はFUJIFILM で良かったなと思うんですよ。特にPROVIAで。
階調の落ち方もClassic Chromeほど乱暴ではないので、自然光の環境ではよく使います。
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Astia>
Proviaいいよねって言った直後のAstiaの写真をぶち込む自分が好きです。
縁側ってなんかエモいですよね。
おばあちゃんの家に帰ったかのようなノスタルジックな気持ちにさせてくれます。
まぁ、僕のおばあちゃんは駅5分のマンションに住んでるんですけど。
どうでもいいけど、この青色好き。
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Provia>
少し早めの夏休みを迎えた気持ちです。
おばあちゃんの家がこんなだったらよかったのに。サマーウォーズ的な。
あぁ、、、おばあちゃんの事を思い出してちょっと寂しい気持ちになってきました。それでも僕はこの記事をしたため続けたいと思います。
Proviaのこの優しい色の出方は結構好きです。
<Body: X-H1, Lens : XF35mm F1.4R, FS: Provia>
スッキリした夏の爽やかさ。見えるはずのない風鈴が私には見えています。
あれだろ?
これで、浴衣とラムネで、インスタに「君がいた夏」とか言ってアップすればイイネ沢山貰えるんだろ?お?
分かってるんだよ。
こっちは。
でも俺はそんなインスタに媚びた写真は撮らないからな。
強がってしまった。
来月あたりそんな写真を投稿したら、非難せず、何も言わず、ただ、抱きしめて下さい。
雨も上がったので帰る
雨宿りがてら縁側で撮ってましたら、雨も上がったので帰路へ。
いざ、帰宅。
鎌倉は道端に色々な花が咲いてます。カメラを持って歩いていると飽きないです。
最後に
雨の日の鎌倉の色はとても深くて綺麗でFUJIFILMだと撮りやすいというか、撮ってて楽しかったです。
ポートレートではなくてスナップでも、FUJIFILMのX100Vとか?100Fとか?小さいカメラを一個ぶら下げて歩くのでも楽しそう。
まぁ、100Fも100Vも持ってないけど。
あとフィルムカメラとか。
まぁ、上手く使えないけど。
今まで、撮影日が雨だと延期してたんですけど、雨の日も良いものですね。むしろ晴天での屋外撮影ではハイライトの色がすぐ飛んで眠たい画になりがちなFUJIFILMのユーザーとしては雨の方がいいんじゃないの?くらい思い始めてます。
急遽撮影日が雨になってしまう事はけっこうあると思います。
そんな時は、古都・鎌倉をゆるく撮り歩くのもオススメです。
久しぶりにまったりした撮影で楽しかった!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?