自#「浅田真央ちゃんが大好きなウチの女房は、どんなに有望な若手フィギュア選手が登場しても、『たいしたことないわね』と、認めません。こんなおばさん、日本全国に、きっといっぱいいる筈です」

 「たかやん自由ノート263」

「超はかどる自宅オフィスのつくりかた」と云う記事を、週刊プレイボーイで、読みました。私も、今年の4、5月の2ヶ月間、テレワークで、自宅で教材研究をしていました。教員の自宅のテレワークは、主に本を読むことが仕事です。個人情報を校外に持ち出せないので、採点や成績処理、生徒の生活指導や進路指導の経過をまとめておくと云った事務仕事はできません。本を読む時、私は、英文と古典は、声を出して読みます。つまり音読です。音読は、自分の声が、気持良く聞こえるかどうかが、一番、大切なポイントです。モニター環境がすぐれた空間で音読すれば、学習効果は高まります。
 以前、勤めていた学校には、自分の声が気持良く響く空間がありました。声が、気持良く響けば、教材が少々難しくても、退屈でも、読み通せます。そこらの安物のラジカセを持ち込んで、CDを流しても、音響環境がすぐれているので、音楽にすーっと入って行けます。今の私の部屋は、大量の本とCDに囲まれていて、音環境は最悪です。本を音読するためのミニボックスを、リーズナブルな値段で、ニトリあたりが売り出してくれたら、女房に頭を下げまくって購入し、部屋の一画に据えます。もっとも、自分の声が、最高に気持良く響く空間=最高の仕事場所だとは、普通の人は、考えない訳で、パソコンや照明などを適正に配置した、働き易いオフィス作りが、週刊プレイボーイでは紹介されています。
 まずは、そもそも論なんですが)部屋がきれいに片付いていることが、大前提です。近藤麻理恵さんのYou Tubeの映像などを見て、ときめかないものを、ことごとく処分します。そこら中にエロ本、エロビデオが積み上げてあったり(エロ本やエロビデオは、ときめくので捨てられないのかもしれませんが)カップラーメンの食べかけが放置してあったり、バナナが腐っていたり、ゴキブリを踏み潰した死骸が転がっているような部屋では、効率的に気持良く仕事をすることはできません。オンライン飲み会の出落ちが、ゴキブリの死骸だったりしたら、参加を拒否されます。
 浅田真央ちゃん以外のものには、ときめかないウチの女房は、押し入れの中にあった、スターウォーズのレゴや、プラレール、飛騨高山で私が買った無駄に大きい雷鳥のぬいぐるみ、長女と次女の小学校時代のランドセル、私がこっそりstockしてあった本(エロ本ではなく、当面、読まない社会科学系の書籍)など、ことごとくこの歳末に処分しました。そのお陰で、押し入れの中で、ドラエモンのように寝っ転がることが、再び、可能になりました。もっとも、もう子供たちは、押し入れの中で、ドラエモンごっこをする年齢ではありません。
 自宅オフィスを、快適にするためには、まず大型モニターを設置します。まあ、これは頷けます。リモート会議で、課長や部長の脂ぎったてらてら顔が、大映しされたりするのかもしれませんが、リモートの飲み会だと、お気に入りの女の子の顔が拡大されます。4Kだと、ちょっとしたシミ、そばかすも全部、watchingできます。今、現在、彼女が好きなら、それもまあ、あばたもえくぼ的な、心地よさをきっと感じます。私のような年寄りは、文字が小さいと読めません。私が使っているパソコンは、ちっちゃなノートパソコンです。立ち上がりは速いですし(学校で貸与されているパソコンは立ち上がるのに、最低7分はかかります。15分かかった日もあります)映像もきれいです。が、画面が小さいので、一太郎を200%で拡大したりすると、両サイドが切れてしまいます(ちなみに、この25年間で、一太郎の拡大率は、100%、125%、150%、200%と推移して来ました)。私は、そう長時間、パソコンを使っている訳ではありません(長くても1日あたり2時間は絶対に超えません)。ハードオフで、売っているブラウン管のディスプレイとかを使っても、別に構わないんですが、ブラウン管デイスプレイは、奥行きがあり過ぎて、設置するスペースが、確保できません。本棚を一個、処分すればモニターを設置できますが、今のとこ、本棚一個分の本を処分する決意はできてません。ひとクラス40人の授業をリモートで実施するとなると、大型モニターが必要だと思いますが、非常勤講師が、リモート授業を実施することは、現段階では、ちょっと考えられません。
「テレワークは音質が9割」とゴシックで表記して、コンデンサーマイクを推奨しています。写真で出ているのは、オーディオテクニカの2万円くらいの安物マイクです。レコーディングスタジオにおいてあるコンデンサーマイクは、50万円やそこらはします。そういう高級マイクに較べたら、2万円のそれは、おもちゃみたいなマイクです。が、それでも、普通のマイク(ダイナミックマイクと言います)とは、音質は較べものになりません。ただ、コンデンサーマイクは、扱いが難しいんです。一回でも床に落とすと、一気に劣化します。湿度や温度差にも弱いです。部屋の中が、一定レベルの室温、湿度に保てて、なおかつ、ぶつかったりもしない安全な場所にしっかりと固定できるのであれば、コンデンサーマイクは、すぐれたアイテムです。PC内蔵のマイクは、20年前のガラケーのように音声がこもることがあると書いてあります。私は、ガラケーも使ったことがないので、比較できませんが、PCに内蔵されているスピーカーは、聞けるっちゃ聞けるけど、と云ったレベルのそれです。スピーカーとマイクの音質は、同レベルでしょうから、マイクが20年前のガラケーだと云うのも、腑に落ちます。
 スキャナーの写真も掲載されています。紙情報をすべてスキャンして、データー化する、これがまあ、今のIT時代の働き方だろうと理屈は理解しています。5万円くらいのスキャナーで、2秒に1枚のスピードでスキャンできるそうです。たとえば、少年ジャンプをばらして、自炊するとして(自分一人の個人使用なら、おそらく問題ないと思います)あの再生紙みたいな紙を、スキャナーが、次々に取り込めるのかどうかは、ちょっと疑問ですが、普通のA4の書類とかですと、確かに高速処理できそうです。
 人気You Tuberが使っている女優ライトも、pushしています。ちょっと曇った鏡だと、顔がカッコ良く見えたりしますが、照らしたものを、そんな風にカッコ良く、見せてくれるライトだと思われます。まあ、カッコ悪いよりは、カッコ良く見えた方が、やっぱり望ましいです。
 CO2の濃度を計れる空気質モニターなども紹介しています。空気中のCO2濃度が、1000ppmを超えると、思考は鈍るそうです。2000ppmで眠気を感じ、3000ppmを超えると、頭痛を起こすとか。窓を閉め切って仕事をすれば、1、2時間で、1000ppmを超えてしまいます。空気質モニターは、1000ppmを超えると、アラームで知らせてくれます。ですが、別段、このモニターがなくても、1時間に一回、換気をすれば、いいだけのことじゃないかなと、まあ普通に思ってしまいます。
 スタンディングワークのための工夫も紹介しています。スタンディング用の机は、値段も高価ですし(需要が少ないからだと思います)座った状態でも仕事ができるように、事務机の上にテーブルを載せています。テーブルを置いて、その上でパソコンなどの作業をします。メール送信やテープ起こしなどの単純な作業は立ち仕事、原稿執筆や企画書の作成など、じっくりと考える作業は、座って仕事をすると云った具合に、スタイルをchangeすることを勧めています。私は、完全スタンディング派です。座る必要は、別にないと思っています。ずっと立っていたら、最初は疲れますが、慣れたらそれも平気です。
 誘惑遮断ボックスと云う箱も売れているそうです。ケータイやゲーム機を中に入れて、タイマーを設置すると、その時刻が来るまで、もう絶対に開けることができません。親が子供のスマホを入れたりするのかもしれません。が、やっぱり、自己の意志は、自己でコントロールするのが、基本かなと普通に思います。

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