フィリップ・モリス【PM】の配当金と増配の状況
こんにちは、たかやん(@milesensei33)です。
この記事ではアメリカの世界的タバコメーカー、フィリップ・モリス【PM】の配当や増配状況をまとめます。
フィリップ・モリスは2020年も増配を発表しており、四半期ごとの配当が1.17ドルから1.2ドルになりました。そして年間配当は4.68ドルから4.8ドルになっています。
状況をまとめると以下の表のとおりです。
四半期配当:1.2ドル
年間配当:4.8ドル
増配率:2.4%
配当利回り:6.17%
連続増配年数:14年
配当利回りについては、2020年10月19日の終値77.84ドルで計算しています。過去の実績やその推移を詳しく見ていきます。
過去の配当実績
過去の実績を表でまとめると以下のとおりです。権利確定月をベースにしています。
Dividend.comのデータから表を作成しました。2009年以降は、安定して増配されていますね。
さすがタバコメーカーといったところでしょうか。
権利確定月と配当月
フィリップ・モリスの権利確定月と配当金支払い月は以下の通りとなっています。
権利確定月:3・6・9・12月
配当金支払い月:4・7・10・1月
配当金の支払いは基本的には上記となりますが、処理の状況により翌月となる場合があります。
権利があればもらえることに変わりはありませんので、特に気にしなくてもOKです!
年間の配当金額と増配率の推移
年間の配当金額と増配率の推移をグラフ化してみました。
少し見づらいかもしれませんが、順調な増配が続いていますね。2020年の配当金額の増配率は、2.6%。
2009年以降の増配率を見ると、2014年までは10%前後の高い増配率でしたが、2015年に約4%になり、その後は2%前後が多くなっていますね。
以前は基本で10%を超えるような年もあったので、2020年までの直近5年ほどの増配率はややもの足りないのかもしれません。
年間配当金額の推移(期別内訳あり)
年間の配当等金額の推移を期別内訳付きでグラフ化しました。
2009年からのデータですが、期別の内訳を組み込んでも綺麗な増配傾向が続いていますね。
配当月別の配当金額とその推移
配当月ごとの金額推移をグラフ化しました。配当月は権利確定月ベースとなっています。
毎年増配しているので当然といえば当然なのですが、どの月も綺麗な右肩上がりのグラフですね。
株価と配当利回りの推移
株価の配当利回りの推移をグラフ化しました。2009年から2020年10月頃までのチャートです。
2009年以降の平均利回りをオレンジ色の線でひいています。利回りは大体4.5%前後で推移している印象です。
2020年3月の暴落で一時8%に迫りましたが、その後は少し株価が戻り6%前後となっています。
フィリップ・モリス【PM】は主要なETFに組み入れられているのか
フィリップ・モリスは主要な人気米国ETFに組み入れられています。具体的には以下の通りです。
SPYD
VYM
VTI
VOO
その他の人気高配当株ETF、HDVには現状では含まれていません。高配当株投資家に人気の銘柄だと思いますし、SPYDやVYMあたりにはリバランスがあったとしても組み入れられるのが濃厚なのかなーと思います。
年間配当金額で計算する株価と利回りの関係
現状の年間配当金額、4.8ドルをもとに株価と利回りの関係を表にしました。例えば、現在の株価が78ドルであれば、配当利回りは6.15%%となります。
まとめ
今回はフィリップ・モリス(PM)の配当金や増配状況についてご紹介しました。フィリップ・モリスは10年以上も増配を続けている企業。
ただタバコ企業の先行きは不透明だとも思います。需要の減少に対応し、販売価格を上げることで売り上げは維持できるのかもしれませんが、どうなることやら・・・。
投資するのであれば、今後の状況に注視しておく必要がありそうです。
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