親指と親指が当たるくらい想像する話
求人広告を売って作るのが僕の仕事だった時がある。
そのときに学んだことに「広告ではなく狭告であれ」というやつがある。
どこに住んでいるどんな人が、どこのラックからフリーペーパーを手にして、どのタイミングでどのページから開き、どんな体勢で自分が書いた原稿を見ているか想像しろと教えられた。
どんな体勢かは関係ないだろってその時は思った気がする笑
大切なのは、どっかの誰かという広いものではなく、「あなた」というたった一人に狭く絞る。
ホースの口を指でキュッと狭めると、水が勢いよく飛び出し強く刺さるイメージを持った。
紙の媒体の話なんで、なんだか今は違うことが多くなってる気がするけど、やっぱりたった一人の「あなた」に伝えることは変わらないと思う。
僕が今、一緒に働く仲間に伝えたいことを書いているけど、それには絶対にたった一人の「あなた」が大抵の場合いる。
ホースの水が届きますように。
紙媒体と一番の違いは、スマホが「あなた」との出会いの大半の機会になってることだと思う。
サイトを作る僕たちが、PCを使ってユアマイスターのサイト見たり、Google検索見たり、Yahooの画面見たり、たぶん大半の機会をPC画面で見ちゃってるよな。
それがちょっと心配だな。
たった一人の「あなた」の親指と、サイトやコンテンツを提供する僕たちの親指が、バチっと当たるくらい想像するのが大事なはず。
親指と親指が当たるってなんかいいな。
バチっ!
親指立てて今日もいきまっしょい。
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