フランス帰国子女—高山秋水

東京在住フランス帰国子女。 受験生。 🇫🇷&🇯🇵

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最近の記事

心の均衡を保つ

今回は、私にとって「心の均衡を保つ」とはどういうことなのか、その意味と大切さについてお話ししたいと思います。 「心の均衡を保つ」とは 「心」の均衡を保つということは、「社会的欲求」と「現実世界」の均衡点を見出すということです。 人は皆誰しも社会的な欲求を持っています。承認欲求(他人に認められたい)、自己顕示欲求(他人の注意を引きたい)、等等。 しかし、社会的欲求は、「底なしの井戸」のようなものです。欲求が次々と湧き上がる一方、現実世界には限界があります。他人からの評価・

    • 帰国子女受験・7月下旬の考察

      こんばんは、帰国してから2週間が経ちました。 そろそろ帰国子女受験の波にも乗ってきたところで、ここ二週間の状況を説明したいと思います。 今現在、私は帰国子女受験のために都内の予備校に通っています。(大半の帰国入試生徒は予備校で受験の準備を手伝ってもらっています。) 私立大などの大学は入試の期間が比較的に早く、8月下旬から10月上旬までの間に、書類選考、一次・二次試験を実施し、その期間内に合格の発表を行います。 一方、国公立の大学は受験期間が1月上旬から3月上旬と、非常に

      • フランス高校卒業試験・哲学筆記試験の前夜

        こんばんは(フランス時間では午後11時)。 ついに、この一年間蓄積してきた哲学の知識が試される日が近づいてきました。 翌日早朝、午前八時から十二時まで、高校卒業試験の一環として哲学の筆記試験が行われます。 試験の形式としては、問いが二つ出されて、そのうち一つを選んで、4時間かけて回答するというものです。 問いの例としては、 "L'État peut-il être juste ?"⇒「国家は正義を保障できるか」 "La religion peut-elle être rati

        • フランス帰国子女—日本に帰ります。

          こんにちは、はじめまして。 高山秋水といいます。 2013年に両親の仕事でフランスにきて以来、人生の大半をフランス北部で過ごしてきました。 現在高校三年生、18歳で、現地の高校に通っています。成績は優秀な方です。 数日後には、高校卒業資格試験(いわゆるBaccalauréat)を控えています。 予習が本当に大変で、死にそうです。 科目は哲学、経済、数学、社会学の四つです。 しかし、僕はフランスの大学に進学する気はありません。 日本に帰り、幾つかの大学で帰国子女入試を受け