【自治体SNS運用】内輪ネタを投稿して大丈夫?
自治体SNS運用をしていると、
「職員のことや職場であったことを投稿したいけど、内輪ネタを投稿していいのかな?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
私は「むしろ積極的にやるべき」と考えています
その理由を事例を交えて、お伝えします。
伝え方の工夫ができる
自治体が発信するお知らせは、私たちの生活に必要なものばかりです。
路面の凍結情報だったり、水道料金だったり、ごみ分別の方法だったり。。
ただ、どうしても丁寧に沢山伝えようとするために「ちゃんとした文章」で発信しがちです。
読んでほしい文章を届けるために、職員を使って届け方を工夫することができるのではないでしょうか?
例えば、
「ごみ分別方法が変わることを伝えたい」
届け方はどんな方法が考えられるでしょう?
「HPでお知らせ」
「広報でお知らせ」
「SNSでお知らせ」etc..
自治体職員ならもはやマストの周知方法ですね。
上記の方法を行った上で、こんな方法はどうでしょうか。
不機嫌そうな職員が、人形芝居をしているサムネ。(一体誰が見るんでしょうか。)
この動画は、ごみ収集を担当する環境保全課の課長補佐による説明動画です。
「赤ちゃんが沢山いる広場に行って人形芝居」の撮影をしました。
過酷上等。
撮影前はInstagramストーリーズで呼びかけたり
撮影時はX(旧ツイッター)で発信したり。(大勢のご参加に感謝!)
noteで別記事を書いてみたり。
草の根の周知方法ですが、意外とママさんには自治体の(お堅い)情報って届いていないそう。そこを結びつけようとした活動でした。
他には、
こんな内輪ネタ記事を書いていました。
(他にも365日毎日書いたのでぜひ読んであげてください!)
東温市のnoteは「楽しめるコンテンツ」であることがスタートでした。そう決めたことが幅を広げたのかもしれません。
さらに、内部の職員を出すことで「こんな職員さんいるんだ」「この人意外と優しいんだね」といった市役所に相談するハードルを下げる効果があると感じます。
あと、この人には大変お世話になっています。(笑)
今はまた大きな事業を抱えている元上司です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後に注意すべきポイントも3つに絞って書きます。
①炎上リスクが潜んでいる
・運用者個人の見解が入ることによる炎上リスクはないか
・法令遵守ができているか
・予期せぬ伝わり方による危険性を回避しているか
②ユーザー離れが進む可能性も
・コンテンツイメージの乖離によるフォロー外し
③やるなら分析できるようにする
・何のための投稿か目的をもつ
・類似した投稿を計画して比較
・効果が出れば再現性があるか検証
市役所と市民をつなげるのが広報の役目なら、市役所を形成する職員と市民とのハードルを下げて、つなぐのも広報の仕事ではないか、とそれっぽく書いて今回の記事を終了します。
ではまた。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?