イケメン・美人は得をする。でもそれだけじゃない
「人間は見た目が9割」
この言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
この主張の真意はここでは置いておくとして、言葉の額面だけを見ると『見た目(イケメン・美人かどうか)でほぼ決まる』という意味合いになります。
議論は尽きませんが、僕はこれに大いに賛同する立場です。
以前、人材派遣会社のキャリアカウンセラーとして働いていた時。
僕のいた会社で扱っていた職種は、女性の割合が高かったので、求人に応募してくるのも女性が圧倒的に多かったのですが。
取引のある派遣先に電話で「このような人材がいるんですがどうでしょう?」と申し立てすると、先方からはこう質問されることが多々ありました。
「その子、美人ですか?」
この職種が対面のサービス業だったというところも関係していたと思いますが、何だかんだ言っても結局見た目は大事なんだとこの時学んびました。
「人は見た目じゃなく中身」と主張する人もいます。
当然それも正しいでしょう。でも、初対面の時にまず最初に入ってくる情報は視覚的な見た目ですし、この時点で好印象かそうでないかでその後のやり取りの雰囲気もだいぶ変わってきます。
そう考えると、やはり見た目は良いにこしたことはありません。
中身は実際に会話しないと分かりませんが、見た目はそのような『評価する過程』が必要なく、パッと見ればその瞬間に判断できるからです。
人間は見た際の印象があまり良くないと、そこから自ら進んでより知ろうとはあまり思いません。視覚的に興味を持てないと、その時点で深く知ろうと思わないのです。
ここまで書いていると、何て酷いことを言ってるんだと思われるかもしれませんが、事実は事実として捉えることは大切だと思います。
どれだけ取り繕っても、この世で生きていく上で見た目は重視され、イケメン・美人は得をするのです。
でも、見た目が良いイケメン・美人はきっと得をすることだけではありません。少なくとも僕がこれまで会ってきた人達はそうでした。
ある女性は、こう言っていました。
「確かにこの見た目のおかげで良いことはたくさんあった。でも周囲の嫉妬を浴びたり、ストーカー被害にあったり、嫌なこともたくさんあった。」
また、ある女性はこう言っていました。
「私は私の作ったものを評価してほしいのに、それを作った私が評価されることが多い。じゃあ私がこの見た目じゃなかったら、どうなるんだろう?」
見た目が良いことは、それだけ良い思いをできる機会に恵まれるのかもしれません。でも、決して良いことばかりでなく、その反面嫌な思いをすることもあります。
何事も表裏一体であるように、見た目が良いことで悩むこともある。
この事実を多少なりとも理解することで、変わる人間関係もきっとあるのではないでしょうか。
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