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[EDH]統率者嫌われもん駄文緑:デモコンタッサ編

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旧TwitterもといXにおいて定期的にもめて話題に上がるEDHガチカジュ論争、最近もちょっと燃えたり燃えなかったりしてたな。そんな中でたまに話題に上がるカジュアルサイドのガチ勢への偏見というかよく言われる言葉(多分俺の中の妄言かもしれないけど)

「cだったりガチコマみたいな競技寄りのEDHって結局のところデモコンタッサ決めるだけなんでしょ?」
「カジュアル卓でデモコンタッサ持ってきた奴がいて卓が冷えた」
「青黒の統率者ならデモコンタッサ持ってるだろ?」

実際直前にあった神決定戦でも挑戦者の決勝でティヴィットがデモコンタッサを最短で決めてたみたいだし、あと神決定戦でもデモコンタッサを決めたときにおもんなみたいなコメントを書いた人間もいるらしいしな。
何に期待してるんだろうね

この記事ではそんな偏見やしょうもない?お気持ちが出たり、卓が冷えたりするこの「デモコンタッサ」というコンボについてデモコンタッサをやられたり、やったりしてる私個人から見たあれこれを書いていく。

ほんへの前に

本題に入る前に私のことについて色々書いておく。単調直入に言おう。この俺上さんことウ工ダ次郎はMTG及びEDHの腕前としては所謂「下寄りの下」だと思ってる。

神決定戦で意気揚々と挑んで0-6するし

コマサミのガチコマでは大して勝てない、

れる屋の争奪EDHなんてまず参加したこともない。

立川で有名な魔境でもこれと言っていい成績を残せてもいない。

こんな人間だが、カジュアルプレイヤー達のお気持ちとかカジュアルの雰囲気がなんか嫌でカジュアルを遊ぶなら知り合い同士で段々とガチになっていくようなのが楽しいと思うし、ガチ環境のあっさりと終わって後腐れがない環境は楽しいと思ってる。
むしろカジュアルで起きる勝ちの目が全員ほぼ枯れて延々ダラダラと1時間以上やらされるような状況をめっちゃくちゃ嫌ってるのが正直な意見である。
俺みたいなのがあれこれ言っても「お前大した腕ないくせに大それたこと言ってんじゃねぇよ」なんて感想しか出てこないだろう。ご尤もなご意見だがそれで思考を放棄するのはやめたほうがいいぞ

誰もこんな記事を見ないだろう、そしてまたどこかのカジュアルイベントでデモコンタッサを使われて卓が冷えたとかガチ勢を非難したりするようなお気持ちを書く奴もいるだろう。だが残念なことにこのコンボをEDHの禁止制限を提起してるところはこのコンボを禁止にしない以上このコンボは定期的に槍玉に上がるだろう。

一応言っておくと俺自身もだが、俺の知りうる範囲の人間でカジュアル卓にデモコンタッサを持ってくる不届き者は見たことがないし、EDHガチ勢の多くの人がカジュアル卓に行くときはそれ相応のデッキを持っていってるとは思ってる。昔と違ってレベルの概念がある以上デモコンタッサを使う時は用法容量を守って楽しく寿司を握ろうな

デモコンタッサについて

そもそもデモコンタッサってなんだ?というのもあるのでざっくりと挙動を説明しよう。

中学校か高校で3年間同じだったクラスメイトの顔より見たカード
デモコン理論という言葉の語源、他にデモコン死なんてのもある
お気持ちとか無視してこれで何宣言するが話そうぜ

1.「タッサの信託者」を戦場に出す
2.「タッサの神託者」のETBが誘発する
3.「Demonic Consultation」を唱える
4.MTGリーガルカードでかつデッキに入ってないカードを宣言する。
5.「Demonic Consultation」解決。デッキ6枚を追放して宣言したカードが出るまで捲って追放するがデッキに入ってないのでいくら探しても出てこないのでデッキが切れる。
6.「タッサの信託者」のETB能力における(Xの値)≧デッキ枚数になる。
7.君の勝ち

すっげぇ細かく話したがこれがデモコンタッサである。
遊戯王のEXwinカードであるエクゾディアよりも少ない枚数で勝ててしまうトンデモコンボである。
ちなみに弟分であるデュエルマスターズでも「最後のカードを引くとき負ける代わりにゲームに勝利する」という「水上第九院 シャコガイル」なるものや、「この呪文でデッキのカードを引き来たら追加ターン+LO敗北を無視する」という「神の試練(ゴッドの試練)」(なおプレ殿=禁止)というものがあり、弟も弟でEXwinのためにデッキを吹っ飛ばしたりしてる。血は争えないな

デモコンタッサのあれこれ

1.簡単に決まってしまう。

色々あれこれ書いたがこのコンボは極論青青黒の計3マナあって手札にあれば勝てるコンボである。多分EDHの中でのワンキルコンボの中では最小マナコストなんじゃないかな?と言われるほどにマナコストが軽いのである。やろうとすれば1~2T目位から勝っちゃうし3T 以内に勝つのも容易いコンボである。

2.統率者への依存性がほぼない

これは悪い点というかカジュアル勢の中でこのコンボを吐き気を催すほどに嫌う理由なきがする部分。
このコンボ統率者がいなくてもできてしまうことである。
かなり雑に意地汚いことを言うことになるが極端な話「青黒のレジェンダリーなら何でもいいので適当な青黒のレジェンダリーを選んでデッキの中身をこのコンボの為にサーチドロソマシマシでデモコンタッサを通すデッキ」なんてものを組もうとすれば組めるかもしれない。が、大抵のプレイヤーはそんな阿呆なデッキを組まないだろう。理由は簡単かもしれないが「それ統率者じゃない」というのがある。統率者およびレジェンダリークリーチャーってのは多かれ少なかれ一定のファンがいるわけなのでそんな安直なデッキを組むのは統率者に失礼だし、多分全然楽しくないと思う。

山99枚アシュリングなんてのがあるが、一応これはこれで99枚積む理由はある。楽しくはないかもしれないが。

3.手札内だけで完結するコンボである。

EDHにおいて色んなコンボがあるが最近知り合いとの会話であったのが「触る場所が少ないコンボは止めにくい」というものである。デモコンタッサは基本的には手札で完結するので「場にあるカードを除去する」「墓地のカードをつろうとしたら墓地を丸ごと追放する」といったようなことはほぼ通じないので、変な話小学生とか小僧が使うエクゾディアと同じで「盤面壊滅しても手札に揃えばコンボして勝てる」みたいな悠長なプランを取れやすい強みがある。

4.そこそこにお手ごろな値段で採用できる

タッサの神託者は2024年3月28日の段階で某店で大体2~3千円ほど、デモコンのほうは3千円程度、両方合わせても7千円ほどで揃ってしまうのである。黙示録シェオルは買えない値段だけどシェオルと違ってちゃんと勝てるならこっちが欲しくなる人は少なからずいると思う。

こんな感じで嫌われたり邪険に扱われたり、ガチ勢への批判の叩き台にされるデモコンタッサ、この手の話をするたびに「はい、デモコンタッサで勝ちぃ~卓冷えっ冷え~」みたいなまとめ方しかしない人が多すぎて「デモコンタッサ=最強無敵の2枚コンボ」というようなイメージばかりで決まった事へのお気持ちとか批判しかないのは正直言って
「もう飽きた、君たちはデモコンタッサが禁止になるまでこんな不毛な事言い続けるのかい?」
という感想しかない。

どうやってデモコンタッサと向き合うべきなのか?

先ほどのような大層な事を言った私もレベルなんて存在しない時代に色んな所でデモコンタッサを決められ、俺も使いたいと思ってデモコンタッサを使って勝ちたいなんて思いながらカード揃えてデッキ組んだこともある。しかしながら使うとなんとなくわかるがこのデモコンタッサ、簡単なコンボだが当然無策で通るほど簡単じゃないコンボだなぁというのを痛感してる。

多分誰も見てないだろうけどここらで対策というか一見いともたやすく決まる糞コンボと言われるデモコンタッサは皆知ってると思うけど実は意外と弱点もあるんだぜ?というのを書いていく。

1.Demonic Consultationを打ち消す。

多分一番簡単な方法である。青い人がいるならこいつを打ち消すのが一番簡単である。そうすればタッサの神託者はただ信心分だけ占術みたいなことをするカードになって本来の正しい使い方になので一安心である。一番いいのは精神壊しの罠とか狼狽の嵐とかなんならドビンの拒否権みたいな打ち消されない呪文で打ち消せばいいのである。
簡単そうに言うけど打消し構え続けなきゃいけないのは苦行だって?んじゃあ打消しとか入れないで相手がデモコンタッサを決める前に勝てばいいんじゃないかな?

2.デモコンタッサコンボができないようにする。

タッサはクリーチャー呪文、デモコンはノンクリーチャー呪文なので法の定めとかエメリアのアルコンで1回しか呪文唱えられないようにすればいいのである。時を解す者、テフェリーのような呪文はソーサリータイミングのみにしてもいい、テフェリーを置かれるとデモコン→タッサの神託者と唱えざるを得ない状況になるのでタッサを打ち消されるとそのままデッキ切れで負ける事になる。
そもそもテフェリーとかアルコンとか置かれたら無理しねぇで除去ればいいんだけどな

3.タッサの神託者のETB能力を消す。

一番簡単なのはデモコンを決めた後にETB能力をもみ消したり、ティシャーナの潮縛りしたりして能力を消せばデッキがなくなった状態でそのまま脱落することになる。なおタッサの神託者を除去したりしても(一部を除いて)ほぼ意味がない、あとは倦怠の宝珠のようなETB封じを使う位しかないので誘発型能力の打消しは線が細そうで実は色々触れることは覚えておこう。

4.タッサの神託者かDemonic Consultationをぶっこ抜く

ぶっこ抜くと言ってるが要はハンデスしたり、法務官の掌握で抜いたりすればいい。うまくいけば色合ってないのに神托者で勝っちゃったなんてこともある。敵対工作員で相手のカードを両方抜いてコンボしちゃおうなんて方法もあったりする。

5.タッサの神託者のETB能力が乗ってる状態で相手を敗北させるか勝利条件未達にする。

「デモコンタッサを決めて勝ったと思ったら負けてた、何を言ってるのか俺もわからない」ポルナレフ状態にすればいいのである。エクゾディアと絡めて言ってるがMTGにおいて勝利効果は誘発効果なのがいくつかある、エクゾディアは揃った瞬間にゲームに勝つというルール効果みたいなもので遊戯王のフォーマットにおいてこの効果を消すこと自体ができないがMTGにおいては勝利判定は効果が解決して初めて勝つといった認識のほうが少しわかるかもしれない。
つまり、タッサの神託者の効果がスタックに乗ってる状況下に何がしかの方法でそのプレイヤーを敗北させればいいのである。
例1.デッキが切れた状態にしたあとにそのプレイヤーにカードをドローさせることでLO負けにする。
自分以外の人間にカードを引かせるカードというのはいくつかある。どんな色でも入ることができる御心、青であればフェアリーの黒幕、白にもお互いにカード引こう見たいなカードがあったはず。

輪作で持ってきてドローとかする
青4マナあればインスタントタイミングに出てくる。
私は自分の場にいたこのパンツ泥棒のせいでデモコンタッサをしたら負けました。学びに繋がったけど一生許さないからな。

例2.タッサの神託者の信心以上のデッキ枚数にして勝利条件未達にする。
デモコンが決まった後に神托者チェックがある状態でデッキのカードを増やして信心を超える値にすれば不発に終わるのである。この条件の時だけタッサの神託者を除去するのが活きる方法である。さすがに序盤も序盤にデモコンタッサされたら無理だけど、相手がフェッチを切ったり、墓地がそこそこに肥えてたら狙ってみるのもいいだろう。

ブリーチコンボも止めてくれるいいカード
掘り起こしを混同しやすいカード

例3.スタックに乗った状態でライフを消し飛ばす。
やはり暴力、暴力は全てを制する。まぁそもそもライフがいっぱいあったり、バリスタがいて死ぬかもしれない時にデモコンタッサを打つ人間は相違ないと思う。

おしまい

タッサの神託者に絡むコンボとかDemonic Consultationのあれこれとか書こうと思ったけどこの手の記事は鮮度が必要じゃないかと思って大分端折っちまった。この記事はここで終わるが、今後はそれぞれ個別に分けて説明したい。
晴れる屋のEDHオタクカードならぬ上さんのEDH嫌われカード特集みたいな感じで書いてみたいねぇ。。

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