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たかちゃんの介護4

たかちゃんの認知症1年目は私だけが気づき、たかちゃんの妹が何となく違和感を感じる程度。
本人も全く気付く事もなく、普段の家事や仕事を行い、友人達と楽しく過ごす事も多く、
孫の世話もなく、たかちゃんの父の見舞もなくなり
たかちゃんにとっては、一番充実していた時期だと思います。

充実し気が抜けてしまった事もあり活動量が低下。そのため認知症状を引き起こし、徐々に進行していったのかと後で思います。

もっとあの時、たかちゃんとお話したり、一緒にお出掛けが出来ていたらと
後悔はありますが、その当時は私は旦那に振り回され、家事、育児、仕事で
精一杯で毎日がヘトヘト。たかちゃんを気遣う事が出来ないまま、
あっという間に、1年が経ってしまいました。

2年目からは、明らかにいつもと違う行動が表れてきました。

いつもなら、穏やかで父とも喧嘩をする事がなかったのですが、
喧嘩をする頻度が増えてきました。

理由を聞くと
テキパキ行動するたかちゃんが、お出掛け時の準備がなかなか出来ない。
カバンの中の物を出し入れを繰り返している。
些細な事でイライラする
との事で、両親はイライラ気味で会話も少ない。

私が衝撃的に感じた事は、
私の子供を連れて実家で夕食を頂きましたが、
味がおかしく、腐った物が食卓に
賞味期限を見てなかったと言い訳をしてましたが、
今までのなかった行動をして、子供達も何かおかしいと感じるようになりました。

1年の間で認知症状は徐々に進行してきていると感じましたが、
普段の生活に支障なく、メールで情報交換をしたり、家族の誕生日には早朝からメールを送る事もしており、
たかちゃんに認知症ではないかと、伝える事ができませんでした。



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