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Q4OSのこと ~non-SSE3 CPUでQ4OS~[Chromium R88インストール補足編]

だいぶんおさぼりしてしまった💦

以前、Debianリポジトリからメジャーバージョン88のChromiumが消されたと言う話と、まだパッケージが現存するミラーを紹介させて頂いたのだが、

れ、其々それぞれのファイルをローカルインストールだとaptの依存関係の解決がとても面倒臭いんである。

今回はさっくりと依存関係解決するり方を御紹介しようと思う。

使うテクニックは、Pentium MマシンにQ4OSをインストールする記事でも書いた、apt-pinninngだ。

上↑の記事はボリュームがそこそこ有るので、抜粋しつつ手順を書いて行く。
尚、cpコマンドやmvコマンドを駆使出来る様な方向けの解説では無いので御了承願いたい。

A:スーパーユーザーモードのファイルマネージャ(デフォルトではタスクバーメニュー⇒アプリケーション⇒Accessory⇒システム⇒SuperUser⇒konqueror~スーパーユーザーモード)でディレクトリ/etc/apt/preferences.d/のフォルダを開き、"新規作成⇒テキストファイル"で設定ファイルを作る。この際に拡張子.txtは抹消して拡張子無しの命名をする事。名前自体は何でも構わないのだが、フォルダ内にpin80-q4osと言う既存の設定ファイルが鎮座しているので、私はこの命名則にならってpin20-chromiumと言う名前を付けている。
内容は以下の通りにテキストエディタで書き込む。

Package: chromium*
Pin: version 88.0*
Pin-Priority: 1001

これをセーブしてやれば、「apt-cache内にパッケージが在る限り」メジャーバージョン88のChromiumがインストールされる様になる訳である。
*入手出来たパッケージがR76、R83、R85等のメジャーバージョンの場合も有るだろう。う言った時にはPin: version [**]の指定を該当する数字に変更する事。

B:れで「apt-cache内にパッケージが在る限り」をどう解決するかだが、

chromium-common
chromium-driver
chromium-l10n
chromium-sandbox
chromium

の5つの.debファイルがダウンロード済みと言う前提で話を進める。
*Q4OS等のDebianを直にベースとしたディストリビューションの場合である。Ubuntu系の場合はパッケージ数が異なる。

B-1.スーパーユーザーモードでファイルマネージャを開き、ダウンロードしたパッケージファイルを全て選択する。

B-2.ファイルをコピー。(切り取っても良いが、aptキャッシュのクリアでパッケージが消失する恐れがあるので、後々を考えてバックアップを取って置く事を御奨めする)

B-3.ルートディレクトリ[ / ]に移り、其処そこから/var/cache/apt/archive/を開く。

B-4. .debパッケージが沢山並んで居る筈なので、の中に一緒になる様にペースト(貼り付け)する。
*メジャーバージョン89以上をインストールしてしまった履歴が有る人も、A:の後にマシンを再起動して居れば問題は出無い筈だが、念の為、事前にaptキャッシュをクリアして於くのを御勧めする。

B-5.端末を起動して、

sudo apt update
sudo apt install chromium chromium-l10n

とすれば、依存関係につまづかずにインストールが可能である。

今回はOS絡みのライブラリ依存関係が無いChromiumだったので然程さほどの苦労無く出来たと思うが、特定バージョンのライブラリ依存が存在するアプリケーション等、何にでも応用が利くテクニックでは無かったりするので注意。
其れさえ理解出来て居ればおのずと応用の仕方も見えて来ると思われる。

其れでは、又別の記事で…

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