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Q4OSのこと ~Gdebiを使う方法~
(2021.7/21改稿)またもや小ネタでございます。
リビジョンが3.15に上がったのに伴い、Q4OS関連の情報を検索していた所、割と長い事懸案だったGdebiをQ4OS/Debian busterで使う為の情報を発見。
2019の情報かよ…チェック甘かったわ。
迂回方法としてKDEプロジェクトの認証用モジュールを使う話なので、まあ正規の対処とは言い難い。
Q4OSチームに依ればパーミッション周りのbusterの実装が拙いと言う事の様だが、busterが世に出て既に丸二年経っているのに未だ治って無いと言うのもねぇ…
派生OSとは言え、チームエンジニアの人達が大本のDebianプロジェクトにコミットして無い筈は無いと思うのだけれど、此の辺りは如何なってるのだろう?次バージョンであるbullseyeに持ち越し?
ともあれ、使える様にインストールして行こう。
Q4OSのデスクトップ環境であるTDEはKDEデスクトップの派生物なので、素のGdebiは使わずにgdebi-kdeパッケージを使う。gnome関連モジュールが不要な分余計なモジュールを追加しなくて済む。
※調べて判ったが、Debian公式リポジトリにgdebi-kdeが在るのはstretch迄で、busterには存在しない様だ。どうもQ4OSではPlasmaデスクトップバージョンの為にstretch用のgdebi-kdeをリパックしてリポジトリに収容しているらしい。で、Q4OSのKDE Plasmaバージョンと言うのはx64用しか無い。
なので32bit版のgdebi-kdeがリポジトリから省かれている。残念だが、32bit版のQ4OSを使っている場合は素のGdebiを使うしかない。
Gdebi以外にもkdpkg(-trinity)やqapt-deb-installerと言ったGUIインストーラが世の中(と言うかQ4OS&Debian公式リポジトリ)には存在するが、此等はパッケージ容量こそ小さい物の、Gdebiに比べると何故か動作が重いので普通は出番は無いだろうと思われる。
後は肝心の認証用モジュールであるpolkit-kde-agent-1を忘れずに!
sudo apt install gdebi-kde polkit-kde-agent-1
である。
sudo apt install gdebi polkit-kde-agent-1
Gdebiの場合はこう。
インストールが終わったら手持ちの.debパッケージをダブルクリックして…
ああ、成程、インストールの時に内部で引き渡されないパーミッション権限を取得する為にKDEパスワードのダイアログが立ち上がって来るのね。
本来のGdebiの挙動とは違うけれども、.debでのインストールなんてバカスカ遣るべき物では無いし、此れは是で問題無い。ダンマリで動かないより遥かにマシだ。
デスクトップOSとして使うなら、GUIインストーラは在って然るべきだとも思うしね。
之にてQ4OS/Debian busterでGdebiを使うの巻は終了。
では、又別の記事でお会いしましょう!
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