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真琴vsゆづき #3



多幸感に包まれた旗揚げ戦
その余韻は1日2日では消えなかった

現在のプロレスのメインストリームは男女共にハイスパートレスリングだと思う

だがhotシュシュ旗揚げ戦は不恰好でもいい強い相手に立ち向かえ、決して心は折られるな!というコンセプトもひとつあったのではと感じた
まさに昨今の流れとは真逆のモノである
だがそれ故に心に刺さった
ズタボロになって顔を歪め、それでも泥臭く立ち上がる
それを最も体現していたのがヴィジュアルを売りのひとつにしているゆづき選手、洋平選手だったのも面白い


話を本筋に戻す

プロレスファンは妄想や考察が好きな人種だと思う
最たる例としてアントニオ猪木や長州力、UWFに橋本vs小川の考察や暴露本が何十年経っても新しく販売されている
そしてそれぞれのプロレスに対する答えを求め続けている
なのであの選手とこの選手が戦ったらどういう内容でどっちが勝つのか?
その場合の団体のしがらみは?
なんて事を考えるなんて日常茶飯事みたいなものだと思っている
これぞBEST of チラシの裏

なのでゆづき選手が誰と戦ったら面白いんだろう?
と考えるのは想定の範疇

そこでパッと頭に浮かんだのが「真琴」だった
その時は運動未経験からのプロレスデビューという共通項と妖艶vs耽美で絵になるな位の感覚だけだったと思う

真琴選手は自分がプロレスを一度卒業したくらいの時期にデビュー
卒業したとはいえ何となくプロレスアンテナは張っていたのか名前と顔の雰囲気だけは知っていたが初めて生で試合を観たのは真琴15周年興行の時なので真琴史のほとんどを知らないことになる

真琴選手をしっかりと認識したキッカケやタイミングは覚えてないがやはりその圧倒的なヴィジュアルだったと思う
そこから試合動画や真琴史をディグり始めた

ここからは間違っている所もあると思う(後追いの資料や映像を参考にしていて上述の通りリアルタイムで追ってない為)が自分なりの
真琴選手を語ってみたい

オリエンタルドールという呼び名の通り切れ長の目が涼しげで美しいアジアンビューティーな容姿と妖艶な佇まいにどのような団体、興行のスタイルにも対応でき尚且つ自分の仕事を真っ当できるプロフェッショナルさが現在の真琴選手の魅力の根幹なのでは
これも上述通りだが自分はそこから興味を持ったくちだ

だがいろいろディグって行くうちに最大の魅力に気付いた

それは「やりたいことはやる!!」
という強い信念と発言、思い立ったら止まらない行動力だ

ひきこもりで運動未経験だがWWEにハマり我闘姑娘でプロレスデビュー
三田英津子さんのラストシングルマッチ
土下座からの三田さんへのビンタで覚悟を見せあの三田英津子の介錯人に!!(負けちゃいましたが、、、)
そして今やアイスリボンの至宝ICE×∞(ICE×60)の提唱者でもある
当時は実力と見合わない発言や提案をし批判も少なくはなかったと聞くが彼女は曲げなかった
そしてファンやプロレスマスコミ、師匠であるさくらえみはそんな彼女を面白がり注目されていく

女子プロレス界のトリックスターさくらえみからは発想と自由を
WWEを目指す為師事した第二の師匠TAJIRIから技術と立ち振る舞いを
敬愛する三田英津子からは愛と厳しさをそれぞれ教示され
今やスーパースター中のスーパースターのASUKA(華名)や女子プロレス最強の象徴である朱里らと鎬を削っていく中で押しも押されもせぬ女子プロレスフリーのトップクラスの選手へと成長する

真琴という選手は優雅に魅せて泥臭く、遠い理想をリアルな自分に近づけてきた

ゆづき選手はプロレスに対して凄く律儀なのは発言の端々から感じられ、
ファンとしてはもの凄く素敵で好感を持てる

が、彼女にはもう一つの顔がある
自身のTシャツのデザインの様な世界観
どうやって具現化するのかは自分の頭で思い描いても説明は出来ないが
ANGEL SIDEとEVIL SIDEを混ぜ合わせた混沌とした世界観を創り上げて欲しい

旗揚げ戦での「自分達はひよっこだが伝説をつくる」発言
まさに真琴史を掘り下げる中での原点との共通点を見つけた

一体、2人が対戦することになったらどうなるのだろう?
そんなことを日々考えながら
hotシュシュハウスショーを迎える事になった


続く、、、といいなー

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