TOO FAST TO LIVE,TOO YOUNG TO DIE #3

休憩明けの後半戦
吉田&渡辺(元気)vs前川&遠藤
からスタート

吉田さんが雪崩式DDTで前川さんを抑える
地方大会の第三試合にしてはなかなかの大技でのフィニッシュ
サービス精神旺盛だ

そして三田&田村vs下田&ASARI

前回謎の欠場で見れなかった田村様いやこの時はよっちゃん

そして考えてみればこちらも謎の欠場していたチャパリータASARI

で美馬たんとえっちゃんはこの時はどうやらコンビ解消していたみたいだ

そんな因縁関係なんかつゆ知らずのボウヤ達でも二人が入場してきた時に会場が一気に華やいだのは感じた

チャパリータASARIさんはプロレスの為に新体操をやってて連続バク転で東京ドームの花道を入場してくるくらいすごい身体能力の持ち主
だがプロレス愛が強すぎ減量をしなかったので新体操選手としては全く無名らしい
カッコ良すぎる！！
必殺技のスカイツイスタープレスは生で観たことは何度もあるけど「すごい！」の前に「わけわからん！」という言葉が先に出てくるくらい凄い！！
誰にも真似出来ないと思っていたら先の5STAR GPの決勝戦で鈴季すず選手が繰り出したことでASARIさんの名前がまた知らしめられた
実家がローソンなのは当時から有名(閉店したみたいだが)

そしてよっちゃんこと田村欣子さん
もう期待の新人としてデビューしてそうそうに武道館のメインに立ったりタイトルマッチに挑戦
顔の可愛さも相まって府川さんの次のアイドルレスラー的なポジションとしても人気があった
大量離脱時にネオ・レディースに移籍
そこから一年程の間、今現在hotシュシュのリングを我が物顔で占拠しているミス・モンゴル選手(この時のモンゴル選手は今で言う666のラム会長みたいでかわいらしかった)も所属していた猛毒隊プラス越境同盟を組んでいた裁恐軍と血塗れになりながら戦っていた
当時から普段の温厚なイメージと違いプロレスに対しては負けん気が誰よりも強いというのは聞いてたがそういうモノも更に鍛えられたのではと思う

現在のhotシュシュではこれを模倣しているところもあるのではないかと思っている
果たして田村様の魂や強さを受け継ぐのは誰なのか？
乞うご期待である

因みに猛毒隊と一緒によっちゃんを血祭りに上げてた裁恐軍のメンバーがこれまた田村様とタニー。でお馴染みでありゆづき選手が愛する「直ちゃん」ことザ・ブラディーさんとファング鈴木さん
そしてゆづき選手が練習時にいつも着ているNEW ERAのセットアップはご存知の通り二人からデビュー祝いで贈られたモノであり複雑な人間ドラマと人間愛が感じられるエピソードである
ちなブラディーさんは田村さんと全女時代の同期だ

そういえば「よっちゃん」はどうやって「タムラ様」になったのだろうか？
大体はこのnoteに書いてある過去の女子プロレス話はそらで書いているのだがこの辺はどうだったのか調べても自分の検索の仕方が悪いのかヒットしない
なので記憶だけで書いていく間違いもあると思うがそこまでのズレはないはず

簡潔にいうとある日突然だった
タムラ様のモデルになったのは今は俳優としてスーパースター
当時はWWFのスーパースターのザ・ロックことロック様だ
今、田村様とタニー。を観ていると田村さんの口からスタン・ハンセンやジ・アンダーテイカーという名前が出てきて外国人レスラーが好きだったということがわかるが
当時はそんなことも知らないしSNSやYouTubeもない時代
ある日突然雑誌を見たらロック様ばりのグラサンをかけたよっちゃんが例のポーズで「タムラ様だ！」と

「え？！よっちゃんどしたの？」が正直な最初の感想
だが急なキャラ変もその頃のタムラ様は実力急上昇中
なのでキャラが板につくのも早かった

そしてプロレス史上最も誰にも有無を言わせない決め言葉
「ケッテーー！！」
こんな我を通し強引な言葉があるだろうか？
だがシンプルで力強い
大発明だ！！

いきなりだがこの頃多分新日のドームに行った時だと思うが
雑誌社かファンブック的なのかは忘れたが
「あなたが今年期待する選手は？」的なアンケートに「タムラ様」と書いた
それを見てそのアンケートをとってた人は当然男子選手だと思ってたのだろう
「そうきましたかー！確かに期待ですよね！」と言われた思い出をぶっ込んでみた

そこからの快進撃そしてプロレス暗黒時代と言われた2000年代を絶対王者として女子プロレス界を支え次の世代に多大な影響を与えた偉大なプロレスラー

その功績はご自身でしっかりと確認して欲しい
個人的にオススメはネオ・レディースの一年を追いかけたドキュメントと多分引退後に激戦を戦友達と映像観ながらのトーク
vs日向あずみとの三冠戦60分ドロー
もちろん全女のよっちゃん時代もタニーさん同様センスが光ってるし
あ！めちゃくちゃマニアックだけどネオ時代の井上貴子戦もいい！

話が醍醐グランドームからだいぶ離れてしまった

まあでも同世代の選手のみなさんには当たり前だが同じ時期に青春を過ごし夢を見たというだけで勝手に思い入れがあるもんだと改めて気付かされた

そんな田村様が道場に向かう途中にすれ違った際に気づいて手を振ってくれた時は本当に嬉しかった

醍醐グランドームで初めて観てから生でもビデオでもYouTubeでも何回も試合を観た
あの田村欣子さんに手を振ってもらったんだなぁとぼーっとしまう時がたまにある

プロレスは長く観てるといいことがあるもんだよっと
まだ未成年の自分に言ってやりたいというありきたりな言葉で今回は締めよう




続く