高槻社会保険労務士事務所

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【労務論点④】固定残業時間を超えた場合の残業代計算方法

こんにちは、社会保険労務士の川住です。 「労務論点」シリーズの第4弾は、「固定残業時間を超えた場合の残業代計算方法」を取り上げます。 固定残業制度については、判例で「通常の労働時間の賃金に当たる部分と割増賃金に当たる部分とを判別すること」等を要求しており、例えば、基本給240,000円、月平均所定労働時間160時間、固定残業代20時間分の場合では、以下のような記載方法が一般的です。 上記の例では、25%の割増賃金を含めて固定残業代を計算しています。しかし、すべての残業に割

    • 【労務論点③】1か月単位の変形労働時間制は労使協定のみで定めることができる?

      こんにちは、社会保険労務士の川住です。 「労務論点」シリーズの第3弾は、「1か月単位の変形労働時間制は労使協定で定めることができる?」です。 私が社労士試験の勉強をしていた時に納得できなかった論点でして、令和5年度社会保険労務士試験の直前に、ふと記事化しようと思い立ちました。 現役受験生の方は、「1か月単位の変形労働時間制は労使協定または就業規則」と記憶を確認して、試験後に読んでみてください。 1か月単位の変形労働時間制を定めた労働基準法第32条の2を確認すれば、労使協定

      • 【労務論点②】社会保険料の当月徴収って大丈夫?

        こんにちは、社会保険労務士の川住です。 「労務論点」シリーズの第2弾は、「社会保険料の当月徴収って大丈夫?」です。 まずは、当月徴収と翌月徴収の概念を整理しておきましょう。 「15日締め・当月25日払い」と「末締め・翌月10日払い」の2パターンで説明します。 15日締め・当月25日払い 当月徴収 8月25日給与で8月分保険料を控除 翌月徴収 8月25日給与で7月分保険料を控除 末締め・翌月10日払い 当月徴収 8月10日給与で8月分保険料を控除 翌月徴収 8月10日給与

        • 【労務論点①】給与の銀行振込に労使協定は必要か?

          こんにちは、社会保険労務士の川住です。 労務の現場で意見が分かれる点について、「労務論点」シリーズとして投稿していきます。 第1弾は、「給与の銀行振込に労使協定は必要か?」です。 労働基準法では現金の手渡しが原則とされていますが、2018年にKDDI株式会社が行った調査では、89.5%の人が銀行振込で給与を受け取っているという結果が出ています。 今や一般的となった給与の銀行振込ですが、法的根拠はどのようになっているのでしょうか。 まずは、現金の手渡し、つまり通貨払い・直接払

        【労務論点④】固定残業時間を超えた場合の残業代計算方法

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        • 労務論点シリーズ
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