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はじめてのユーザー車検 🚙編

久しぶりの投稿。長文です。

SR400の方は、SSTR2023で気が抜けてしまい…。3ヶ月間ガレージに放置してしまった。

今回はもう一台の愛車 Fiat Panda Maxi 2010年式について、はじめてのユーザー車検を済ませてきたので、馴れ初めと車検の話です。

Fiat Panda Maxi 2010年式

愛称 アズーロさんと呼んでいるウチのニューパンダとの出逢いは2年前。

クルマを手放してから久しく経ち、住んでいる地域はクルマが無いと非常に不便…。良い出物が無いものかと探していたものの、心奪われるようなクルマが見当たらず…。

そんなある日のこと。ロードバイクで街中を走っていたところ、見たことの無い小さなクルマが後ろから追い抜いていった。

次の信号で追い付いてみると、FIAT PANDAとある。昔の四角いパンダは知ってはいたが、このパンダって?

調べてみると2003年(日本国内では翌2004年)に発売された2代目パンダということ。求めていた5ドアのコンパクトカーと分かった。更に家の近くに2代目パンダばかり扱う稀有なお店があることも分かった。

早速、妻と2人で飛び込みで見学に伺ったが、そのときは気に入ったクルマと出会えず…。

約半年が経とうとしていた。

何の気無しにネットでその店の在庫を眺めていたら、新しく入庫した一台が目に留まった。

それがアズーロさんだった。

8月初旬のことで、世の中はお盆休みに入るところ。お店に連絡したが「お盆休みに入るので現車確認は中旬以降になる」とのお言葉。無くなるわけでも無いし、と一旦お預けとなった。

しかし翌日、お店から連絡があり「現車確認されたいお客様がおられます。タナカさんの方が先に連絡頂いたのでどうされますか?」もちろん即断して、明日伺います!と返答した。

その日、2021年8月9日は台風が関西地方を直撃するという大変な荒天だった。

前夜からの雨風は明け方になっても収まらず、約束の時間間際になっても変わらずの大雨と強風だった。

妻と2人、カッパを着込み、ママチャリで決死の現車確認へ!

あまりの強風にママチャリごと30cmほど横っ飛びする有り様…。それでも台風の中、何とかお店へ辿り着くとお店の前に店長さんがアズーロさんと共に待っててくれた。

紆余曲折を経て、何とか無事に?成約となり、お店の外へ出るとあれだけ強かった雨風がピタリと止んで青空が広がっていた。

成約記念写真

あまりの劇的な出逢いに感謝して、忘れないようにアズーロさんのナンバーは出逢った年月日にしてある。

一般的にイタリア車は壊れやすいとか、故障が多いとか言われていると思う。

本当のところはオーナーであっても分からないが、本国イタリアでは、ものすごい台数のフィアット車が走っていると言うし、保管状況も路駐がほとんどとも聞くし、さほど壊れやすいとも、故障し易いとも思えない。

納車からのトラブルとしては、バッテリー上がり(元々のバッテリーが劣化していた)とスカイルーフと呼ぶ電動式の天井開閉装置が開かなくなったことと、オートモード付きシーケンシャルトランスミッション「デュアロジック」の不調があった。

バッテリーは交換して以来すこぶる好調。スカイルーフもネットの情報を参考に簡単な工具で修理できた。

問題は、デュアロジックの不調。これは診察の結果として丸ごとユニット交換するしかないと言われてしまい、高額修理となる見込み。

それで昨年末から不調が原因でガレージに停めたままにして乗らなくなってしまっていた…。

今年の春先になって、所用でクルマで出掛けることとなり、久しぶりにエンジンを掛けたところ、最初はグズったり、しばらく臭い排気ガスを出したりしていたが、ほどなくアイドリングも安定して以前と変わらない状態になった。

オートモードだと変速に異常を来すので、マニュアルモードで走行してみると意外と普通に走ることが出来た。

長い間ガレージに放置していたので、手を掛けて洗車してやり、今夏は海水浴に日本海へ行ったり、愛知県へ神社参拝へ出掛けてたり、長距離を高速走行したところ燃費も20km/Lに到達し、走りにキレが戻ってきた。

そうして迎えた車検。

車検の有効期限が切れてしまってからの車検となったので、まずは臨時運行許可申請からスタート。

隣市で仮ナンバーを取得

誤算だったのは居住する松原市の市役所では、臨時運行許可番号標(仮ナンバーのこと)が出払ってしまっており、急遽 隣市である藤井寺市で借りることになった。

そして車検当日は、車検の前に所謂テスター屋さんである 寝屋川テストセンターさんで事前検査して貰った。

外車フルコース 3,800円也

灯器類のチェックで、ハイマウントストップランプの真ん中1球が切れていたのを見つけて貰い、手慣れた作業であっという間に交換して貰えた。

テストとランプ交換含めて、所要時間 僅か10数分!プロの技を垣間見た気がしました。

だだっ広い大阪陸運支局

事前にネット予約を済ませていたので、当日の受付は受付用パソコンに元の車検証を読み取らせるだけ。

あとは登録料、重量税、自賠責保険料を支払えば検査を残すのみ。

第1レーンに並んで待つ

レーンに並んで40分ほどで自分たちの番になった。

緊張して挑んだが、検査官の方が付きっきりで指導して頂けたので、言われるがまま操作すれば良かった。

ただ一つ、継続検査の場合は仮ナンバーを外してから並ばないとダメだったようで…。全ての検査を合格してから、再度ナンバープレートの確認のため別のレーンに並ぶはめになったが、数分で終えることが出来た。

今回は「車検後整備」としたので、検査証を窓口に提出して程なく新しい車検証と車検ステッカーを受領することができた。

電子車検証は従来の半分以下サイズ
車検ステッカーは貼る位置が変更

受付から車検完了まで、だいたい2時間ほど。掛かった費用は事前検査のテスター屋さんの検査費用と修理費用含めても5万円足らず。

後日、法定整備を受ける必要はあるが、かなり費用を抑えることが出来た。

SRセンパイのときも、ユーザー車検に挑戦してみようと思う。

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