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私の隣で締めパフェをしないでください

仕事帰りにどこかで読書しようとして、カフェに寄った時の話。

そこのカフェは22時まで営業していたので、閉店時間までコーヒー飲みながら読書という贅沢な時間を過ごすことにした。

しかし、しばらくして私の優雅な時間はぶち壊された。

隣の席にめちゃくちゃ酒臭いおっさんが座ってきたのだ。

そのおっさんはパフェをトレイに乗せてやっていた。飲みの後にパフェで締めるとかいう「締めパフェ」をしようとしているみたいだった。

ジャズが流れ、コーヒーの香りが漂う店内に酒臭いおっさんが勢いよく滑り込んできた。

おっさんは真っ赤な顔をして、酒臭い息をフーフー吹き出しながら、パフェにガッついている。優雅さのかけらも無い。

吹き出す息の音やパフェを咀嚼する音はイヤホンでいくらでも消せる。しかし、彼の酒臭い息からはどうやっても逃げられない。

席を変えたらよかったのだが、私のいた席はフカフカのソファ席で心地よく、ここから他の硬い椅子に移動はしたくない。

結局、読書タイムはおっさんの酒臭い息に妨害され、私は店を出ることにした。

酒の締めでパフェを食べることを否定はしない。しかし場所はわきまえて欲しい。

この締めパフェおじさんは、自分のことを「酒の締めにラーメンとかじゃなくスイーツ食べちゃう、かわいい男子」だと思っているに違いない。

きっと一緒に飲んでいたであろう若めの女性に

「ぇー、酒の締めにパフェ食べに行っちゃうんですか。スイーツお好きなんですね。スイーツ男子なんですね。意外とかわいい一面をお持ちなんですね。私もスイーツ好きなので今度美味しいお店教えてくださいよぉー」

とかなんとか社交辞令の褒め言葉もらって鼻の下を伸ばしていたに違いない。いい歳して「スイーツ男子」と言われて喜んでいるんじゃねぇ!

酒に酔ってる状態で行っていい場所とそうじゃない場所の区別はつけるべき。酔っている人の臭気は想像以上である。1人で来ようが、何も喋らなかろうが、全身から酒の匂いが漂ってくる。そこにいるだけで不快。

締めパフェは持ち帰って家で食べるか、せめてファミレスのような場所でやってもらいたい。

今、喫茶店エッセイを読んでいたらそんな怒りが込み上げてきたので、今日はこのネタで記事を書いた次第である。

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