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「チェアリングのためのチェア」というNiceleeのインディゴブルーチェアでチェリングをしてみたら…

チェアリングとは、折りたたみのイスを外に持っていき、自分の好きな場所で座ってくつろぐことをいう。

昨年、夕方のニュースを見ていたら、このチェアリングの話が取り上げられており、そこから折りたたみのチェアを買って公園でくつろぎ、気がついたらバイクの免許をとることにしていた。…という詳しい話は以下の記事にて。

今回、Niceleeというアウトドアのメーカーが「チェアリングのための折りたたみローチェア」というのを発売したので購入してみた。

こんなツイートをしたところ、公式から直々に引用RTを頂いた。

「感想を聞かせてください!」と直々にコメントを頂いたからには、しっかり感想を書かねば。

忖度なしのレビューを書くからね(΄◉◞౪◟◉`)

チェアのスペックは以下の通り。

画像は公式HPより

私は車を持っていないので、移動は電車か自転車がメイン。だから、コンパクトで軽量なことは必須である。小さいけど重いとか、軽いけど大きいとかは論外。それは私個人の「チェアリングの流儀」に反する。「見た目は普通に街歩きの人だけど、実は折りたたみの椅子をリュックに忍ばせている」というのが粋である。

携帯性については問題なかった。むしろ今まで使っていたチェアよりも軽く、リュックに入れても重さをそれほど感じなかった。さすがは「チャリングのためのチェア」である。

さっそく、新宿御苑へ持って行って組み立ててみることにした。

新宿御苑は紅葉がとても綺麗だった

他の人のレビューを読むと、「ポールに取り付けるのに力がいる」という意見が多かった。こういうタイプのチェアはそういうものだと思っているし、このチェアについては許容できる範囲の固さだ。

むしろループが四隅にあるので、良心的だと思った。ループをひっぱりってはめ込むことができる。固いと言われるのを想定していたかのようなつくり。「取り付けるのに少し力いるけど、ループつけるから許してね」ということか。

四隅にこのループがついているので、引っ張りながらポールに取り付けることができる

そして完成したものがこちら。

この日の昼食はマック

インディゴブルー。いい感じである。落ち着いた青がとてもオシャレで、空の青さに調和している。

DoCoMoのビルを眺めながら…
中央がメッシュっぽくなってる

中央がメッシュになっているので、夏だと通気性が良くて快適かもしれない。また、うっかり飲み物をこぼしても、大惨事にならずに済む。

肝心の座り心地についてだが、中央のメッシュ部分が伸縮するようになっており、座った時にお尻を包み込んでくれた。

クッションを入れる代わりに伸縮性のあるメッシュを入れたということなのだろう。他のレビューで「ソファのような座り心地」と書かれていたのを思い出して納得した。確かに、座り心地がふわふわしていて気持ちが良い。

また、ポールが座面をV字型で支える構造をしている為、左右に体を揺らすことができ、ハンモックのような感覚を味わうことができる。

ハンモックに揺らされたことないけど、たぶんハンモックみたいな感じ。

座って右サイドにはポケットがついており、12oz(354ml)のマイタンブラーがちゃんと入る大きさ。ポケットの入口はゴム紐(?)になっており、入れたものをがっちりホールドしてくれる。

写真では分かりにくいけどね
ポケットを広げたところ
タンブラーも入るうえ、入口のゴムがガッチリとホールドしてくれる

ポケットがあるのは非常に便利。ただ、欲を言えば両サイドにつけてもらいたかった。片側にはタンブラー、片側にはスマホという使い方が出来たら最高だった。ポケットはタンブラーとスマホの両方を入れるほどのゆとりはない。

とはいえ、ポケットが片方でもあるのは嬉しい。もし同じ値段で「座り心地最強だけどポケットがないチェア」と「座り心地はそこそこだけどポケットがあるチェア」だったら、私は後者をとる。徒歩&自転車がメインのため、テーブルなど他の持ち物を持ち歩く余裕はない。リュック1つで完結するには、チェア1台で必要充分を満たしていないといけないのだ。

チェアリングしながらグラコロを食べる。リア充過ぎて爆発しそう。

ふわふわな座り心地と、左右にゆらゆら揺れるハンモックっぽい体験ができた。

だがしかし、しばらくこのチェアに座っていて気になる点が出てきてしまった。

おわかりいただけるだろうか?

腿とお尻がポールに当たってしまっているのだ。

クッションのように深く沈み込むことと、座面をV字型に支えていることによるものだと思う。そのせいで、ポール部分まで体が沈み込んでしまい、腿とお尻にポールのゴツゴツ部が当たりとても心地が悪い。

ちなみにこのチェアの耐荷重は120kg。それに対して私の体重は約67kg。だから私が重たいわけではないと思う。いや、ないと思いたい。

これに対処する為には、クッションなどを敷くようにすればいいのかもしれない。しかし、さきほども言ったとおり、持ち物は増やしたくない。クッションを持ち歩くならば、今まで使っていたAmazonで3000円だったノーブランドのチェアを使うことにする。

快適に座れる位置を探すようにするしかないのか。それとも使っているうちに慣れてくれるものなのだろうか。

この「ポールがお尻に当たってしまう問題」を除けば何も言うことはない。軽いし、見た目もオシャレだし、沈み込むような座り心地だし、ポケットがついているし。

それ以外によかった点は、撤収作業がスムーズに済むこと。今まで使っていたチェアは、座面の部分をきちんと折りたたまないと収納袋に入らなかったのだが、このチェアは多少グシャグシャにしても余裕をもって収納することが出来る。これは急いで撤収しなければならないときなどに重宝しそう。

だから本当に「ポールがお尻に当たってしまう問題」ということだけ。これさえなければ大満足のチェアだ。

とはいえ、せっかく買ったのだからしばらく使ってみることにする。使ってみて、お尻が慣れてくれるかもしれないし。

あるいはこの問題を抱えているのは私だけということはないだろうか。私がたまたま不良品を引いてしまったとか。他の人のレビューを見てると、いいことしか書かれていない。もしかして私が買ったチェアだけが良くないのかもしれない。

それか、みんな「そういうもの」だと割り切って使っているのか。

「折りたたみなんだから、それくらいの不自由はガマンしろよ」

ということか。

ただ、それだと「チェアリングのためのチェア」と言えないのでは?

いや、私の期待値が高すぎているだけか…

2023/01/26 追記
この問題点について、後日、Niceleeさんより連絡を頂きました。



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