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WPPってなに?

4/11にWPPのオリエンテーションをオンライン開催することが決まりました。過去最高の参加人数だったのもあり、みなさんにWPPの価値(中身)をできるだけ伝えようと思い、noteに書くことを決めました。

スポーツ界は、今、未曾有の状況にいます。特にリアルの価値を大事にしてきた業界でもあるので、非常に苦しい状況であります。弊社も4月からフルリモートで在宅勤務をしています。

弊社が創業から4年間運営しているWPPについて説明しながら、こんな状況だからこそ伝えたいコミュニティの価値についても言語化していきたいと思います。

世界基準のプレイヤー(=サポート側のプロフェッショナル)を輩出するために、全てのプレイヤーの成長と挑戦をサポートします。


WPP誕生のきっかけ

WPP(World Player Project)は現在、300名以上が所属しているスポーツ専門職のコミュニティです。スポーツの専門職を「トレーナー・栄養士・指導者・ビジネス」4つに分けて、5都市(東京、大阪、福岡、名古屋、広島)で展開しております。20都府県以上在住、海外4ヶ国にもメンバーがいます。全国で、全世界で拠点を創ることを目標としています。

なぜスポーツの専門職のコミュニティを作ったのかというと、2つの理由があります。『想い』と『あった方がいいから』という理由です。このnoteとオリエンからそれを感じ取って頂けたら嬉しいです。

WPPはAscenders株式会社を創業して、最初に始めた事業です。Ascendersには『スポーツの夢の国を創る』というビジョンがあります。これの詳しい中身については、私のこれまで書いてきたnoteを確認してください。

会社を創業した時に「Ascendersだからできる選手のトータルサポートをしよう」とWPPの代表の宮代と掲げたことでした。

宮代と出会ったとき、私は学生で、彼は新卒で独立したフリーのトレーナーでした。そして宮代は関西トレーナー会を立ち上げ、代表をしていました。数百人もの規模になっていたにもかかわらずこの価値を活かしきれていませんでした。そして彼はサポートしているあるマイナー競技の選手のためにスポンサー100社あたったが1社も取れず、選手のお金問題の解決に専念するためにトレーナーを辞めるとまで言っていました。当然ながら止めました。

『選手のパフォーマンスアップは俺にはできないし、現場のこと、専門職の人たちのこと俺にはわからない。だったら俺がビジネスの方をやるから、現場のマネジメントを任せたい。俺はスポーツの夢の国を創りたい。(プレゼン資料を見せながら)こうやったら1兆円のスポーツ企業になれる。そのためにはスポーツの専門家たちが必要なんだ』と言いました。

ただ当時の私たちがこのままやっても、殆どの選手はサポートできないし、数も少なく、身を犠牲にしてサポートするだけ。最悪共倒れ。あまりにも無力で、何も変わらない結果になると思っていました。

だったら今なにをすべきなのか。何をしなければいけないのか。未来はこうなるかもしれない。最悪こうなってるかもしれない。どうなるにしても、適応できる準備をして、タイミングで仕掛けれる状態を作っておこうと考えました。モチベーションや年齢、家庭環境のような自分のタイミングではなく、社会が動く、市場が変わるまさにそのタイミングに備えてです。

WPPがそもそも"World"とついているのにも理由があります。きっかけとなったのは2013年のことです。この年の9/7東京オリンピックの開催が決まり歓喜につつまれました。多くのスポーツに関わる人たち、ステークホルダー、そして国民や経済までもが2020に意識を向けました。この時はまさか延期になるなんて誰も思ってなかったですよね...

スポーツにかける国家予算も2017年以降、324億円から1000億円まで上昇しました。当然、国の借金も増え、2020年のオリンピック以降は歴史が証明するように日本経済は悪くなると考えています。結果、2020に合わせていたスポンサー企業は撤退していき、東京オリンピックのために投資していた国の国家予算はなくなります。実際に選手、特にサポート側である働く側の契約は2020年、オリンピック終了までの方がほとんどでした。

新型コロナの影響によるオリンピック延期によりその落差はより大きなものなるでしょうし、中にはこの1年をどう乗り切るかが不安な状況ですらあります。それだけスポーツには大きな変革が必要で、適応力が試されます。

当時思っていたことは、国内だけを相手にしていたらダメだ、2020年以降、スポーツのフィールドは『日本から世界』『ナショナルではなくグローバル』で活躍できる人が求められるだろう。実際にトップで活躍されている日本人の多くは、この”危機感”をより強く感じていまし、ならば世界基準の人材になろう、世界をマーケットにしよう、そう考えました。

先ずはトレーナーから始めました。2014年にWTP(World Trainer Project)を始めました。当時の宮代は「ここまでの情報を掴んではいるが、どの団体もスキルを教えるだけで、未来に起こるスポーツ界の変化に対応した環境はどこにもない」と思っていたそうです。単純に知識やスキルを教える団体ではなく、逆算して求められる能力を身につける、日本にはないコミュニティを目指そうと、2年の準備期間を設けました。

徹底した市場調査を行い海外クラブやオリンピックに関わるためのルートの確立、日本トップの講師陣とのネットワーク、そして最新の情報が集まってくる状態を作れたので、2016年6月に株式会社化し、同年の9月にWPP大阪を立ち上げ本格的にスタートしました。初期のメンバーは70人が集まってくれて、WPPの創成期を支えてくれました。このタイミングではトレーナーがほとんどでしたが、いずれ全ての専門職が必要になるのでTrainer→Playerに変えました。

もうお気づきになったと思いますが、私は掲げたビジョンを実現するために、WPPは宮代のやってきたこと想いを、事業化し、法人をつくり、そのために資金調達したり、経営戦略を練り、互いを補い合い、創りあげました。

成功するためにすべき課題を見つけることが必要で、世界のトップは皆その課題をクリアしている。 by宮代


コミュニティの価値

ビジョンを実現するには共通の価値観を持った仲間、専門家集団が必要だと言いましたが、それを体現するのがコミニティです。そしてコミュニティの価値とはなんなのかWPPを例に解説していきます。

コミュニティ=何かを核として自然発生的に集まった集団」だと定義しています。ちなみにAscendersは会社であり組織なので「組織=意識的に調整された2人またはそれ以上の人々の活動や諸力のシステム」と定義しています。

つまり、WPPはスポーツ(で働く)を核とし、自然発生的に集まった集団です。ぶっちゃけてしまうと、コミュニティには「共通目的がない」です。共通の目的があるわけではないのに集まるのには当然理由が必要です。

またAscendersはコミュニティを運営していますが、作っているわけではないのです。コミュニティは「つくる」のではなく「促進させる」ものだと思っています。つまり、Ascendersの役割はWPPというコミュニティを促進させる環境を提供しているです。そのためにスポーツで働く人、目指す人たちにとって、最高の環境を提供すべく運営しています。

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スポーツで働く人、それを目指す人たちにとって最高の環境はどんなものなのか、それはきっと自己実現できる環境です。自己実現には『ヒト・場所・育成(システム)』を整備することが必要だと考えました。スポーツの専門職の人たちが自己実現できる、近づける場所であるべきなのです。

何かをするにはヒトが必要です。大きなことをしたいと思うほど、ヒトの力が必要です。ヒトといっても、誰でもいいわけではなく、共通の価値観を持った仲間であり、様々な知識やスキルをもった専門家集団が互いをサポートし合うカルチャーです。

WPPにはルールと呼べるほどに言い続けている3つのカルチャーがあります。「主体性をもつ」「仲間を勝たせる」「当たり前を世界基準に」これを守れる人、体現できる人のみがこのコミュニティいます。これ以外は個性や目的もバラバラです。しかし、この3つさえ体現できれば、スポーツ界を大きく変えれると本気で思っています。

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今回、コロナの影響で個人でやり続けることの脆弱性、ポートフォリオのあるなしが明暗を分けました。そして場所を所有することのリスクが露呈した今、自分の場所を持つのではなく、自分がサポートしたい人にとって最適な環境をシェアする時代になります。

また場所には現場の意味もあり、スポーツで働くことができる場所、または学べる場所を用意しています。所有する必要はなく、自由に使える場所です。この場所は少しずつ作っています。

働き方も多用となり、よりコストカットができ、収益の推進され、パフォーマンスアップする場所を求めます。

オンラインの手段が増えた現代においてテクノロジーを最大限活用するにはどうしたらいいのか?YoutubeやSNSをあげてるけど、それは何に繋がってるのか?目的は達成されているのか?これらの多くの疑問もコミュニティが解決してくれます。


育成システムは...


この続きはオリエンテーションで!(笑)


ほとんど全ての人が、WPPは何を学べますか?動画の内容は?講師は誰ですか?と聞いていきます。しかし、学べること:コミュニティ価値=9:1で入ってきますが、入った後はほぼ全員が、学べること:コミュニティ価値=2:8になります。


そこでなにが学べるかではなく、なにができるようになるかを聞こう。

もしあなたが、本気で選手をサポートしたいなら、スポーツ業界を変えたいのなら、今の自分が何ができるのか考えて欲しい。何ができるようになればいいのかを考えて欲しい。

5月より始まるAscendersカレッジ0期生も”なにができるようになるか”を常に考えています。スポーツの専門職において、大学と専門学校に投資しているのと同じお金と時間をかけて、どれだけ多くのことができるようになるのかを挑戦しています。こちらの説明会もオンラインでやります!

もしこれを読んでいる学生がいたら、今通っている学校で何を学んでいるかではなく、なにができるようになったのか考えてみてください。

もし、何も思いつかないのなら、休学を選択してみるのもありかと思います。その期間、何ができるようになったかを実際に体感するのがありだと思います。休学して明日何するか決まってないなら、環境を思い切って変えましょう。

社会人の方からも「スポーツビシネスを学びたい。スポーツの仕事をやりたい。スポーツ現場で働きたい。」といった相談を受けますが、私から言わせてもらうと自分が求めている情報が入ってくる環境、アクセスできる状態にいないことが非常に詰んでるなと思います。

さて、これを読んだWPPのメンバーはnoteにぜひWPPに入って何ができるようになったか、何が変わったか、入る前との変化について書いてください。RTします!


4/11(土)15:00〜17:00 WPP東京のオリエンを開催しますのでもし興味をもった方がいたら下記より問い合わせください。⬇︎⬇︎⬇︎

オンラインなので定員はないとは思いますが、すでに100人くらいの参加者がいますのでお早めに...Zoom限界なんじゃ...

※WPP大阪は04/18(土)に開催します。

WPPビシネスを希望される人はこちらをオススメします。1万5000字を超える内容です、ビジネス的な視点で書いています。500円の投資価値がある内容だと思いますので気になる方は是非。

WPPのメンバーのnote


自分にしか発信できない、スポーツに関わる全ての方にとって役立つ情報をGiveし続けたいと思います。