敵は1人もいない。全ての受験生にエールを送りたい。
こんばんは。尊田です。
明日から、大学入試センター試験ですね。
20年以上前に受けましたが、あの時の、独特なしんどさは、まだ体の中に記憶されている気がして、時々、ピリッときます。
どうしても他人事に思えなくて、何か、エールのようなものが送れたら、と思って、今日は(昨日に続いて)これまで続けて書いていたことと違うテーマで書きます。
(昨日の記事も、「その人」と「その人に共感してくれる人たち」と「その人のようになりたい自分」へのエールともいえます)
職業柄、多くの受験生とお話しします。
・志望校が決めきれない
・第一希望の学校を親に反対されている
・合格ラインにまだ達してなくて不安
・友達が受験でピリピリしている。支えてあげたいがどうしたらいいかわからない
・合格できるか不安で眠れない
・当日緊張がマックスになったらどうしたらいい?
・合格してから新学期、うまくやる自信がない
など、実に悩みは様々です。
中には、
・来年になったら受験生になってしまう!焦る!
という2年生からの相談
・お姉ちゃんが受験でイライラしてて家に居たくないという弟くんからの相談
・親としてどう支えればいいか、というお父さんからの相談
などもあります。
その都度、その都度に、一緒に悩みながら、解決策を探していくのですが、
もう、1月のこの時期になったら、自分が伝えたいのは(そして、現実的に伝えられるのは)、
「今までよく頑張りましたね」
「あなたが今どんな状況であろうと、今後どんな状況になろうと、縁あってお話しできたんだから、僕は応援をしてるよ」
ということだけなんです。
その、同じことを、この時期に会う受験生たちには、その人の性格や、状況や、好み・本人のご希望に合わせて、いろいろな手段や表現でお伝えしています。
ある人には、
試験会場で使える、緊張した時にほぐれるツボの位置を伝えて、その場で一緒に練習する。
ある人には、
「あなたの実力が出しきれますように。隣に座った人がくしゃみ連発していても、あなたの集中力が途切れませんように」とユーモアを交えながらもその場でお祈りをする
ある人には、
消しゴムは2つ持っていって、1つ落っことしても取ろうとしないで。もう1つを使って回答を続けるんだよ、とアドバイスする。
表現も手段も違いますが、
尊田としては、1つの、同じメッセージを送り続けているつもりです。
そんな今週でしたが、
夜、ラジをを流していたら、
パーソナリティの方が、こんなことを言っていました(台詞としては正確ではないかもしれません)
「これまで、受験勉強をしてきて、君は自分と戦ってきたと思う。でも、受験会場に行ったら、その、戦う相手だった自分が、最高の味方になるんだよ」
「受験会場にいる、他の受験生は敵じゃない。同じ学校に入るかもしれない、そして、君と同じようにこれまで頑張ってきた仲間だよ」
それを聴いて、
本当にそうだな、とちょっとじーんときました。
そう。
そうだよ。
僕も同じことを言いたい。
そう考えれば、受験生に限らず、
僕らには敵なんて1人もいないかもしれない。
何はともあれ、受験生のみなさん。どうか、実力が発揮できますように。万一、それを阻害する何かが起こったとしても、納得のいく自己表現が最後までできますように。
心から応援しています。
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