ちょっと待った!その歯、ホントに抜かないといけない?!
歯医者さんに行ったら、
「悪くなってるから歯を抜かないといけないね〜」
と言われたことありませんか??すごいショックな事ですよね。
今回は、「歯を抜くってなに?なんで抜かないといけないの?!」についてお話させていただきます。
歯が残せない、抜歯に至る場合いくつかの基準があります。
①重症の歯周病
②重症の虫歯
③歯が割れている
④存在してて不利益がある
⑤矯正治療の便宜抜歯
大きく分けてこの5つでしょうか。細かく説明していきましょう。
歯周病で歯を支えている骨が失われ、歯が揺れるような重症な場合は残念ですが抜歯になります。
虫歯にしても歯周病にしても、細菌によって感染した部分を取り除いて進行を止めることが治療になります。
中等度歯周病までなら治療次第で歯を残す事ができます。
歯全体が虫歯に侵され、根の先に膿が溜まったり
C4と呼ばれる状態になれば仮に虫歯を取り切れても咬める形に修復することはできず寿命を迎えてしまいます。虫歯の治療には限界があります。
病気を進行させないようにする必要がありますね。
タテに割れるような、大きな破折はスキマから感染を起こしており感染を取り除くことは=抜歯です。
残念ながら寿命です。
真横に生えている親知らずや、大人の歯が生えることを邪魔している乳歯、位置が変な場所に生えている歯
などは健康な歯に害になるため抜歯対象になります。
矯正治療で歯を並べるスペースが無い場合、便宜的に抜歯して歯を並べることがあります。
以上です!理由もなく抜歯をする歯医者はいないと思いますがきちんと原因と理由を理解できないと不安ですよね。歯科医師としても歯を残すことができないのは悔しく、気持ちがいいものではありません。
日本人の年齢別、歯の残存数です。
原因のNo1、2は歯周病と虫歯です。状況や歯科医師の技量によっては歯を保存することができるケースもあります。
次回からは歯を残すためのテクニックをお伝えしたいと思います。
真実の歯科医療をお伝えして、真の患者利益と繋がることを心から願っております!
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