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新規サービス「リトルスパーク」をリリースしました

はじめまして、株式会社プレースホルダの代表をしている、後藤(takasuke_go)です。プレースホルダはキッズテーマパークの「リトルプラネット」を開発・運営している会社です。

8月19日、プレースホルダの新規事業として、オンライン習い事プラットフォーム「リトルスパーク」をリリースしたことを発表しました。

リトルスパークの開発に着手したのが昨年の12月下旬頃、様々なことがありつつ、チーム一丸となって開発をしてきました。

このnoteでは、リトルスパークを新規事業として開発してきた背景、これからどうしていきたいかなど、書いてみたいと思います。

「リトルスパーク」とは?

「リトルスパーク」は、「好奇心に火をつける」をコンセプトにした、クリエイターと教わりたい人をマッチングする、子どもに特化したオンライン習い事プラットフォームです。
スマホで質問に答えることで、誰もが「先生」となり、個人塾や教室を立ち上げることができます。
保護者の方にとっては、子どもたちが好きなこと・興味のあることを、バラエティ豊かたなオンライン体験や授業の中から自由に選び、1つのアカウントで時間割を作ることができます。

なぜ「リトルスパーク」を創ったのか

なぜリトルスパークを創ったのか、昨年12月時点で考えていたことは大きく3つありました。
1. 自社事業であるリトルプラネットとのシナジー
2. 自分自身の経験
3. 今後のマーケットの変化

自社事業であるリトルプラネットとのシナジー
プレースホルダの主力事業はキッズテーマパークの「リトルプラネット」です。
新型コロナウイルス以降、リアルに展開しているリトルプラネットは大打撃を受けています。

一時期は施設を休業していましたし、今も強めの感染症対策を実施しており、時短営業の他、定期的な消毒・換気作業、MAXキャパシティの半分程度での入場制限などを行っています。
そのような中でも、ありがたいことに来場者が途絶えることはなく、地域のファミリーの皆さんを中心に多くの方に来場していただいています。
現場でゲストと向き合っているナビゲーター(※施設スタッフのことを「ナビゲーター」と呼びます)も、感染症対策をしっかり行い、日々ゲストに楽しんでもらうことに全力を注いでくれています。

そして、先日リトルプラネットはついに入場者数100万人を突破しました。
計画では2020年中の達成を目指していましたが、度重なる緊急事態宣言の影響もあり思うような運営ができずに心苦しい想いもありましたが、やっと1つの重要なマイルストーンを達成することができました。

リトルプラネットの収益構造は大きく3つに分かれていて、チケット収益・グッズ収益・ワークショップ収益、の3つです。
ワークショップは、プログラミングや工作といった、より学びの高い体験をアトラクションと組み合わせて展開しているものです。
人気のものはすぐに完売してしまうこともありましたが、ワークショップは比較的狭い場所に子どもたちが集まって開催されるものであったため、一部止める判断をしています。
一方で、ワークショップの再開を要望いただく声をいただいていたこともあり、なんとかオンラインでも展開できないか?と当初は試行錯誤しながら運営チームだけでやっていました。
その時の経験を活かして、リトルプラネットとのシナジーを生み出せる、よりスケーラブルなサービスが作れないか?ということで企画したのが「リトルスパーク」です。

自分自身の経験
リトルプラネットというリアルな施設を運営してきた中で気づいたことがあります。
オペレーションまで含めて自社でやっている施設もあったため、ナビゲーターとの関わりの中で、子どもたちや親子でファンになっていただくことをよく見かけていました。
常連さんになってくると、リトルプラネットのコンテンツよりもナビゲーターに会いに来てくれる子どもたちもいるくらいです。
全国に展開しているリトルプラネットでは、ナビゲーターの中にはこういった方が結構いらっしゃいます。

私自身、初めての起業でポケラボ社を創業したのが2007年です。
この時は、現在のような「スタートアップ」や「VC」のような言葉は非常にレアワードで、ほとんど聞くことはなかったように思います。
そんな中でもなぜ起業という道を見つけることができたのかを改めて振り返ると、人との出会いが大きかったのではないかと思います。
おそらく地元にいたままでは出会いも少なく、当時は今以上に特別なことだった「起業」という選択もしていなかったのではないかと思います。
ですが、私の場合は偶然にも同じ志を持った仲間や投資家など良い人たちと出会うことができ、道を見つけることができました。

ある地域ですごくおもしろい評判の先生がいても、物理的に距離がある場所にいる子どもたちがその先生から学ぶためには、現実的にまだまだ高いハードルがあります。
今まで一部の人が偶然的に出会っていたような、自分の人生に影響を与える人との出会いを、今の時代の子どもたちにも手の届く範囲で提供したい。と考えています。

私自身の経験上、授業やコンテンツといった中身よりも、誰から教わるか・その人から何を吸収できるかが、その後の人生においては大事なのではないかな。と思っていたりします。
同じ内容であっても伝え方次第で、ものすごくインプットしやすかったり、心に響いてきたりすること、あると思います。
高い専門知識がなくても、個性的な趣味をもっていたり、高い熱量で子どもたちを楽しませるのが得意な人がいたり、様々な魅力をもった方がたくさんいます。
1人1人の`個性`に焦点を充てたサービスを作ることで、距離や空間の概念を飛び越えて、多くの子どもたち・そして保護者の方々にも、新しい気付きや発見をしていただけるのではないか?
というのが、サービス開発の原点です。

今後のマーケットの変化
新型コロナウイルス感染症以降、市場動向も大きく変わってきています。
リトルプラネットでのヒアリングや、様々な公開データ・アンケートを見ていく中で、子どもたちのお稽古や習い事に大きな変化・課題があることが見えてきました。
以前からもそうでしたが、多くの方が、習い事への送迎や付き添いに対してネガティブであること、時間的制約を受けてしまっていること。これが新型コロナウィルス以降、テレワークの浸透とともに、より顕著になりました。
一方で、オンラインレッスンが爆発的に増えている中でも、オンラインに特化した授業をできる人がいない、オンラインでの予約などの仕組みがわからず経験もない、といった先生や講師の方の声もありました。

こういった変化から、今後よりいっそうオンラインでの活動が必要になり、その重要性も増していくのではないか。と考え、まずは先生になっていただく方々にとって使いやすいサービスを作る必要がある、と考えました。

これからの展開について

サービスの性質上、先生となるクリエイターやインストラクターの方々1人1人が持っているユニークさ・世界観・熱量を表現することに拘っていきたいと考えています。将来的にはリトルプラネットのリアルな場所も使いながら、リアル・オンラインを融合させたサービスへ発展させていきたいです。

学校とはまた違った形で、例えば家族や仲間で集まってゲームをする感覚、それに近い感覚で、楽しくいろいろなことを学べる場所。
そして先生たちにとっても、楽しく子どもたちに教えていける場所。
そんな場所をオンラインに作りたいと思います。
リトルプラネットで目指してきた「遊びが学びに変わる場所」、これをオンラインにも作れたらとても良いなと思っています。

リトルスパークの名前の由来は、リトルプラネットの「リトル」を共通化しているというのもありますが、ちょっとした「好き」や「興味あること」の視野を広げ、小さなことでもいいので今日から行動してほしい。
という想いから、「心に小さな火を灯す」 という意味を込めています。
これは子どもたちだけでなく、保護者や先生となる方へのメッセージでもあります。

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新規事業であるリトルスパークはまだまだどうなるかはわかりません。
ですが、これだけ環境が大きく動いている流れの中で、次世代のオンライン体験やクリエイターエコノミーといった文脈を捉えたものにしていきたいと考えています。

さいごに

リトルスパークでは「先生」になっていただける、クリエイターさん・インストラクターさん、教室の運営事業者さんを募集しております。ぜひお気軽に相談いただければと思います。

リトルスパークの先生向けページ


これからのリトルスパーク、そしてリトルプラネット及びプレースホルダをよろしくお願いします。

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