焼肉の美味しいお店を題材に味を読み解く、その1~(未完)~

サシの入ったA5ランクの和牛の肉は独特の美しさがある。


霜降り和牛は小さい頃からご馳走感があった。すき焼きにしろ、焼肉にしろ、霜降り肉はわかりやすく美味しい。もっというと、なんか高い味がする。


しかしそれと同時に、正直な事「どこで食べても、そう味は変わらないではないか」という思いがあったのもまた事実だ。最初の頃はあんなにも見るだけでテンションがあがった霜降り和牛も、そのうちあまりにも同じような味がするので徐々になれてしまい、特別感もそれと同時に薄れた。


「きっと僕が美味しい和牛を知らないだけなんだろう」そう思い、社会人になって以降、いろいろと有名な焼肉屋にいったのだが、個人的には「スーパーで並んでいるA5和牛≒牛角<<<叙々苑≒有名な焼肉店」ぐらいの味の違いしか感じなかった。


有名なガイドブックに乗ってるような結構な有名店にも沢山いったのに、運が悪かったのか特別な牛肉は僕の目の前には現れなかった。ひどく落胆したのをよく覚えている。


そうして僕も歳を重ねだんだんと霜降り肉に胃もたれをおぼえるようになり、世間の赤身肉ブームもあって霜降り和牛への興味を長らく忘れていたのだが、一軒の焼肉屋にいって頭を殴られるような衝撃を受ける事となった。そのお店の名前は

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