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まさにAuthentic,シンガポールサイエンスセンター所長メンリムの語る「コラボレーションこそが未来のスキルセット。子供だけでなくあらゆる大人が生涯に渡って学校でのスキルを学び直す時代になる」

今日公開された、シンガポールサイエンスセンター所長メンリムのインタビューは素晴らしい。僕はメイカーフェアシンガポールの運営委員をしていたので、メンリム博士には本当に色々お世話になった。

Prof T Meng Lim told about STEM learning with Joy. He and Science Centre Singapore approach is really Authentic and out of the box.

アジア最高のSTEM教育機関、サイエンスセンターシンガポールのMeng Lim所長によるインタビュー。子供たちに、好奇心、探究心の素晴らしさを教えるために、自ら性教育&生物学をミュージカルで伝える台本を書く。

試験大好きシンガポールの中で、大臣に直談判して、「STEMで教えるのは仕事での応用だから、テストでなくて実施重視の、ノーテストのプログラムにしてくれ」と訴えて支持を勝ち取る。

サイエンスセンターシンガポールは実際に最高にイケてる空間だ。科学のシビれるような体験として、レギュラーで数十万ボルトの電流を浴びられる場所は世界にほとんどない。でも、このショックは必要なのだ。

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サイエンスセンターで子供に囲まれながら電撃を浴びる。こういうのを体験したら、誰でも科学好きになる...

そして、中学校で始まったシンガポールのSTEMは、いま小学校にも適用されつつある。
-成績だけでなく作品ポートフォリオで判断
-一人でなくチームで学び、チームで解決策を見つけることが大事
-これは子供だけの問題でなく、シンガポールのあらゆる大人が、学校で学んだスキルをもう一度学び直す生涯学習へ進むべきだ

“The joy comes about through, ‘I can do this; I can solve this; I can watch my team member, and I can come up with a solution.’ This is very powerful. And that brings us back to the EPIC learner, who is very experiential, very participatory, very image-driven, and connected – they’re connected to their friends, and connected to the world wide web. Collaboration is a skillset of the future.”
"喜びは、『自分はこれができる、これを解決できる、チームメンバーを見て解決策を考えることができる』ということを通して得られます。これはとてもパワフルなことです。このことから、EPIC学習者は、非常に経験的で、非常に参加型で、非常にイメージを重視し、友人やワールドワイドウェブとつながっているということがわかります。コラボレーションは未来のスキルセットなのです」。

すばらしい。

これは2017年の、メンリム博士への僕のインタビュー。このときから、サイエンスセンターシンガポールは更に進化している。

今回の彼のインタビューは、今やってるSTEMに関する論文で頻出する、Authenticそのものだ。

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自分の中で整理がついてまとめたものは、何かしら記事やレポートにするけど、「まとまるまえのものや小ネタをすぐ見たい」という要望を聞いて、フォトレポートを始めることにしました。

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