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高い椅子やキーボードより、まず窓を開けよう。 CO2モニタ+スマートホームのススメ #NT血糖値観察会 #おうちハック

引っ越しを機に部屋のレイアウトを見直して、死蔵していたCO2センサーを稼働させた。CO2センサそのものがけっこう高いので、シャオミの主催しているクラウドファンディングで399元(6000円ぐらい)なのを見つけて買って、届く頃には他のものに興味が移ってしばらくちゃんと使ってなかったのだ。
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青萍(qingping)のCO2モニター。Xiaomiのスマートホーム管制アプリ米家に接続できる。

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青萍(qingping)という会社の製品だ。qingpingは温度計ほか空気モニタを多く作っている中国の会社。

亜熱帯の深圳でも冬は寒い。特にここ数日は寒く、最低気温が10℃を切り、日中でも15℃なんて日がある。一般的な南方の住宅には暖房がなく、僕の部屋の2018年製エアコンも暖房ボタンは機能しない。オフィスでも暖房がないところが多く、高級なオフィスでもみんな着膨れて仕事している。これはホンコンも同じだ。(ホテルは暖房あるところが多い)

窓を締めて寝るとCO2が瀑上がり

暖房なくても人間は温かいので、部屋にこもっていると20℃近くにはなる。セーターやタイツ、ルームシューズなどはほしいが、手袋はいらないぐらいだ。ところが、窓を締め切っているとCO2が溜まってくる。
昨晩はとても寒かったので窓閉めて寝たら、どうもスキっとしない。
モニターを見たらCO2が2000ppmを超えていた。

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あわてて、ベッドから遠い方の窓を開けて、風が入ってくると嫌だから遮光カーテンを閉めて寝たら、無事CO2は下がっていく。
部屋の温度も下がるから毛布を足したけど、CO2足りないと睡眠のクオリティも悪くなるから、空気が良いほうが大事だ。それでも、引っ越し中で部屋にダンボールやケーブルが散らばっていて、トイレ行くのにも気を使ってしまうので、昨晩の睡眠は最悪だった。

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#NT血糖値観察会 でも紹介したGobe3による睡眠計測。なおダイエットはその後も順調です。

さっさと引っ越しを終わらせて寝具やルームシューズを出し、気を使わずに寝れるようになるしかないと思って作業を再開したら、どうも頭が重いし気が乗らない。CO2モニタを見たら、夜のまま窓を開けてても、僕が活動し始めると使う二酸化炭素が増えるから、換気が足りないらしい。

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窓のあけかたはそのままなんだけど、起きて動き出すとその分エネルギーを使うし、CO2もたくさんだす。もっと換気しないとならない。
もう一つの窓も開けて、そちらは重たい遮光カーテンを少しあけたら、だいたい理想的な700ぐらいで安定した。

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外のCO2は500ppmぐらい。1000ppmを超えると集中力が落ちたりするが、2000ppm超えても健康に影響がないので、気づかない人が多い。

前職時代にこんなブログを書いたが、CO2が1000ppmを超えるような状態は、体感はほとんどないが人間には悪い影響がある。2000ppmをこえると眠くなったり頭が重くなったり、体感する人も増えるが、目に見えないし匂いもしない。体感できるといってもそこまで激しいものじゃないし、気のせいと思えるような感じだ。

<おおまかな二酸化炭素濃度の目安>
350~450ppm   過剰な換気(外気:330~400ppm)
450~700ppm   理想的な換気レベル
700~1000ppm  換気が不十分(室内では1000ppm以下に抑えることとされている※)
1000~1500ppm  悪い室内空気環境(学校環境では1500ppm以下が望ましいとされいる)
1500~5000ppm  これ以上の環境で労働をしてはいけない(労働安全基準法では、5000ppmが限度)
5000ppm以上   疲労集中力の欠如(締め切った車の中は、5000ppm以上になることもあるらしい)
※建築物衛生法、建築基準法、労働安全衛生法

<人体への影響>
1000ppm    思考力に影響し始める
2000ppm    眠気を感じる人が出てくる
3000ppm    肩こりや頭痛を感じる人が出てくる
3000ppm以上 集中力や意思決定に支障をきたす
研究者らによると、
「室内の二酸化炭素濃度が2500ppmや3000ppmに達したとしても決して健康に害があるわけではないが、集中力や意思決定に支障をきたす可能性があることは明らかになった」とのこと。
二酸化炭素濃度を上昇させないためには、とにかく室内の換気が重要だと指摘しています。

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この空気計測器はバッテリを積んでて、数時間ならバッテリ駆動するのもありがたい。窓の外に出すと見事に400ppmぐらいの数値で安定する。
なお、中国に住んでるとPM2.5を心配されるけど、南方で石炭暖房がない(そもそも暖房する習慣がない)し、電気を全部原発で賄っていて、かつ自動車も電動車のほうが多い深圳の空気はムチャクチャきれいです。
この計測器はそちらも取れます。たまに極端に悪い(800ppmとか)日があるのは、僕にお香を炊く趣味があるからです。
お香を焚くとPM2.5,PM10は一気にあがります(これらは目に見えるので、煙がなくなるともとに戻る)。
殺虫剤スプレーみたいなものをつかうとTVOC(化学物質)が上がります。

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CO2は風があるかとか運動してるかとかでも変わる。空気が悪いと自動で換気アラートが出るようにした。

このQingpingの空気計測器は、米家のスマートホームアプリと接続してて、空気が悪いとスマートスピーカーからアラートを出したり、カーテン制御機がカーテンをあけたり、加湿器や空気清浄機が自動稼働したりする。(亜熱帯の深圳で加湿は必要ないし、お香やお灸の最中に空気清浄機動かれても困るので、僕はどちらもオフにしてる)。

僕はCO2が一定数を超えるとベッドサイドランプが点くようにした。今はカーテンを閉めててもいい感じで換気ができてるのだけど、風がある人ない日とかで違うだろう。窓をどのぐらい開けるかとかも影響しそうだし、換気扇を回したほうがいいときなんかもあるだろう。

CO2の微妙な変化は体感できないので、これは必要なアラートだと思う。
いい睡眠が取れないのにうっかり寝ちゃうのは嫌だ。

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こういうのがあると家電をなるべくシャオミ製品を増やしたくなる。
洗濯乾燥機が稼働すると、洗剤が部屋で揮発するので、自動で空気清浄機も稼働して、TVOCが一定以下になったら止まるようにする設定など、いくつか思い当たるものを試すつもりだ。

換気でパフォーマンスをあげよう

マスクし続けて生活したり、高所で生活していても寿命が縮まないように、CO2が多少増えても、長期的に大きい影響があるわけではない。
ゆっくり時間をかければ順応して、パフォーマンスも変わらないのかもしれない。

でも、1-2時間でいきなりCO2環境が悪化するのはどう考えてもパフォーマンスに影響しそうだ。せっかく仕事しやすい高価な椅子やキーボードを買うのに、労働基準法的にNGな環境でコンピュータを使うのもつまらない。
寒いけど、積極的に換気していこう。空気が良くなってると思えば、寒さにも前向きに立ち向かえる。

この空気計測器はたぶん法規的に日本で使えないので、M5StackとCO2センサを使うのがおすすめです。

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