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ケースメソッド第3回目 「学びの共同体」についてもう一度手を動かしてみる

残念ながら僕の私的な問題(急に歯の詰め物が取れて医者行かないとならなかった)でスタートに間に合わず、60%ぐらいの参加になってしまった。

なので、本来なら感想残すのもちょっとはばかられる。一緒に授業受けた人たちに評判がいいので感想は書くが、もとが不十分なInputにたいしてのものとは留意してほしい。

今回のケースメソッドも、ビジネススクールの先生と生徒の話

今回も「ケースメソッド」なので、「授業でそれを行ってみたが問題が生じた」というテーマのケースメソッドを2本やることになる。
学生と先生の期待値が違ったときにどうするかとか、クラスのハミダシモノをどうするか、みたいな話だ。

意見のわかりやすいテーマなので、やはり様々に意見が出た。今回のカリキュラムの組み方だと、一つのケースは30-40分とかなので、全員が意見を出して並べて構造化する、ぐらいまでがやりとりで、「その案がいい、わるい」みたいなところまでは進まない。
とはいえ、「議論を引き出す」スキルを学ぶ機会はあまりないので、色々引き出すのはよい。他人の考えを見ているだけでも学ぶことは多いし、そういう「なんでも学ぶ」のは大事なスキルだ。

話をまとめないスキル/カオスにするすきる

ビジネスで議論するときには、何かの結論を出して前進するためにやる。フレームワーク出したり議論のリードしたりするのは、だいたい「決めるため」だ。一方で、それは本当に大事なことを落とす可能性や、本質に背を向ける可能性と近い位置にある。
きちんとプランニングする会議などで、そういう安直な結論に行かないことは大事だ。

また、議論のための議論というのは、スキルとして持っていると、知見を広げる上で役に立つ。老人になると他人とちゃんと意見を披露し合うのは難しくなる。受け取る方の感受性はどんどん鈍ってくるし、それはまわりに滲み出るので、余計に「お山の大将なんだけど、山に誰もいなくなる」みたいな状態になりつつある。授業では経営幹部向けとあったけど、どっちかというと「どうもみんないう事聞いてくれないなー」という詰みかけたオッサンのほうが、この手の授業で生きることはあると思う。圧倒的な実践で引っ張ることができるタイプのリーダーよりも、そういう人のほうが引き出し力が必要になる。

「インターネット上の振る舞い」みたいなものとも通じるところが多く、その意味でも若い人よりも老人のほうが学ぶべきことは多そうだなあと思った。

また、昔に比べるとコンピュータが全体をまとめてくれる、非言語なものを受け入れてくれる能力が上がっていて、カオスで活発なまんまでもプロトタイプを作りながら前に進む、というビジネスが可能になっている。そことケースメソッドは、とても相性がよさそうだ。

もちろん、僕は学ぶべきターゲットユーザだったと思う。


今回セッティングしてくださった松澤先生は、過去の授業について毎回ブログを書いてくださっている。引用して改めて感謝。

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自分の中で整理がついてまとめたものは、何かしら記事やレポートにするけど、「まとまるまえのものや小ネタをすぐ見たい」という要望を聞いて、フォトレポートを始めることにしました。

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