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ほぼノンフィクション小説【創成期】

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※現在執筆進行中です。 これは実体験に基づいたエピソードを小説家したものです。 母との死別、引きこもりをした少年がどうやって人生を取り戻していったか、それらをストーリーとして記…
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#サクセスストーリー

【創成期】 プロローグ 第1章 (2/3)まとめ

※本小説はこちらのページの続きになります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

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【創成期】 プロローグ  第1章 (1/3)まとめ

本作品は筆者の引きこもり経験から抜け出した体験に基づいて執筆したものです。 ーーーーーー…

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P20 創成期

いったい、私は何の話を聞いているのだろう? たった一つの質問から人生だの、戦争だの、世界…

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P19 奇跡の世界

彼は何かを込めるように言った。 ”現実に対する意味づけは選べる”と わたしはすかさず反論…

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P18 現実と観念

誰かが私に言っていることは 私に言っていない… ある人は私の将来が闇だと言った。 けれど…

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P17 観えるもの 観えないもの

次の正午前、例のごとくまたチャイムとノックが鳴った。 今度は11時12分だった。 おそらく今…

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P16 問答

彼が去ってから、私は深いため息をつくしかなかった。 改めてあの謎めいた手紙に書かれたテーマについてまた考えなければならなくなったからだ。 せめて去ろうとする彼を引き止めて、ヒントでももらっておけば良かったのだ。 突然「あなたはそこにいますか?」なんて問いただされたところで、いったいどう答えろというのだ。 嘆いたところで以前と同じ迷宮に迷いこみそうだったので、私は嘆くのをやめた。 そしてもしやと思い、戸棚にしまってあった手紙を広げてみた。 けれど、残念ながらそこに記

P15 沈黙と問い

戸口に手をかけた瞬間 また理性の抵抗だろうか、なぜかこれまでの様々な体験が頭に浮かんだ。…

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P12  答えのない問い

パンドラの箱のような手紙を開いた瞬間、私は一瞬戸惑った。 きっと、びっしりと小難しく、非…

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P11   パンドラの手紙

その便箋は綺麗に三つ折りされていた状態で封入されており、取り出した時点ではそこになにが記…

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P10 慣れない手紙

彼が去ったと思われる時から1時間ほどたった頃、ようやく私は玄関に向けてそっと歩を進めた。 …

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P9 無の弾手

頻繁に過去に飛ぶ私の意識を呼び戻すように、また玄関のチャイムが鳴った。 2年の引きこもり…

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P4 変わるものと変わらないもの

それからどれくらいの沈黙が流れただろうか。 まるで一枚の静止画を眺めている時のように、世…

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P3 窓外のハイエナ

がやがやと甲高い女性の話声が聞こえる。 どうやらそれは薄いカーテンと窓で仕切られた家の外からから聞こえてくるようだ。 家の外で誰かが会話をしている、それ自体はなんら可笑しいことではない。 けれどその会話は私にとって十分に警戒心を刺激させるものがあった。 問題は会話の内容ではない、”聞こえてくる場所”だ。 その話し声は田舎町のごくありふれた風景を彩るサウンドというよりは、 他人の秘密を聞いているような密やかな雰囲気があった。 そう、彼女らは”すぐそこ”にいるのだ。