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Liana Flores, Superfan…最近のおすすめ 5 Best Songs:2024-12

最近の新譜から厳選して5組のアーティストを紹介します。音楽ブログ「abstract pop」の「5 Best Songs」の企画では、国内の音楽メディアでは紹介されないような、海外の新進気鋭なアーティストを紹介していきます。過去に紹介したアーティストは下記にまとめてあります。

Spotifyのプレイリストも更新してます。

Liana Flores

ブラジルをルーツに持つロンドンを拠点に活動するシンガー・ソングライター、Liana Floresがデビューアルバム『Flower of the soul』をリリース。彼女の原点は60年代のフォークにあるそうで、 Nick DrakeやJoan Baezなどから影響を受けてきたそう。
今作では彼女のルーツでもあるボサノヴァなどのブラジリアンミュージックもエッセンスとして入っており、フォークやジャズなどといったジャンルがブレンドされた、流麗で温かみに帯びた作品に仕上がっています。スムースで渋さも含んだ彼女の歌声は非常に清らかで、心が洗われるよう。デビュー作にしてこの落ち着きと洗練され具合には驚きました。今後の作品もとても楽しみです。


Superfan

LAを拠点で以前は”KALI”というアーティスト名で活動していたKali Flanaganのプロジェクト、Superfanが新作アルバム『Tow Truck Jesus』をリリース。以前The StrokesやWeyes Bloodなどのサポートアクトにも抜擢されています。
KALI名義で活動していた時はオルト・ポップ的なサウンドでしたが、今作ではグランジやUSインディー、フォークといった音楽性を全面に出した作品に。繊細で内省的なサウンドですが、ときにノイジーでオルタナなギターや牧歌的で穏やかな楽曲まで幅広く、そこに彼のダウナーで幻想的な歌声が寄り添うような感じが魅力的です。Adrianne LenkerやLomeldaなどに通ずるシンガー・ソングライターの才能を感じる1作かと思います。


Julius  Black

中国・上海生まれ、現在はニュージーランドを拠点に活動するシンガー・ソングライター、Julius  Blackが新作EP『Shiva』をリリース。幼少期から両親の影響でThe Beatlesを聴いていたようで、年を重ねるごとにポップスやR&B、ヒップホップなどを聴いていったようです。
彼の特徴は澄み切ったような透明感のある美声で、そこにアコースティック・ギターの温かいストロークが折り重なっていく、ドラマティックで幻想的な音楽に仕上がっています。Ryan BeattyやBROCKHAMPTONのbearfaceみたいなエモーショナルだけど淡い感じの歌声がとても絶妙で個人的な琴線に触れました。


greek

ノースカロライナ出身のベッドルーム・ポップ・アーティストMichael Davieによるプロジェクト、greekが新作アルバム『ACCELERATOR』をリリース。前にもブログでも彼の名前をZac Greerを紹介した時に触れています。これまでも彼のポップセンスに魅了された聴き手も多く、インディペンデントで活動しながらもSpotifyでは30万リスナーいるほど。
彼の音楽性はFrank Ocean以降のR&Bやソウル、ファンク、70〜80年代のロックやポップスを巧みに組み合わせた、ユニークなサウンドを奏でています。また彼の蜜のように甘く優美な歌声は幻想的でとろけてしまうほど。


Jahnah Camill

アラバマ州・バーミンガム出身のシンガー・ソングライター、Jahnah CamilleがデビューEP『i tried to freeze light, but only remember a girl』をリリース。これまでにClairoやSoccer Mommy、Wednesdayなどのオープニングアクトで共演したりと、注目を集めつつあるアーティストです。
煌びやかでカラフルなインディー・ロック〜インディー・ポップを中心としたサウンドで、爽やかで淡いサウンドスケープに包まれるよう。牧歌的で穏やかなインディー・フォーク的な楽曲もあったりして、彼女の甘美でとろけるような歌声がまたロマンティックでとても癒されます。


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