見出し画像

Harvey Causon, Judy Bari, 0171...今週のおすすめ 5best Songs:2022-25 | abstract pop

どうも三度の飯よりベッドルーム・ポップが好きな人です。なんとか今月中に上半期の個人的な要注目新人アーティストまとめてみようかな〜と思っていますのでお楽しみに!ちなみに2021年の新人まとめ的なベストEPはこちらから〜

最近友人からの勧めでポッドキャストも始めてみました。このnoteで更新している「5 best Songs」の内容を話したりしているのでよかったら覗いてみてください。先週の更新が以下になります。

音楽ブログ「abstract pop」の「5 best Songs」の企画では、国内の音楽メディアでは紹介されないような、海外の新進気鋭なアーティストを毎週紹介していきます。過去に紹介したアーティストは下記にまとめてあります。

Spotify更新しています〜

Harvey Causon

UKのブリストル出身のSSW/プロデューサー、Harvey Causonが新作EP『Vertebrae』をリリース。現在もブリストルを拠点に活動している彼だが、やはりブリストルのエクスペリメンタルな音楽やトリップ・ホップに影響を受けたそう。今作は特にFKA TwigsやMount Kimbie、そしてSamphaからインスピレーションを得て制作したとのこと。
神々しさと荘厳さを感じるダークなエレクトロニックサウンドに、ゴスペルやR&Bなどを織り交ぜ、柔らかい彼の歌声が重なり合う独特な音楽を奏でています。また多彩なビートの組み合わせや、インダストリアル的な尖った電子音や怪しげなアンビエントサウンドなども実験的に取り入れ、Sci-Fiな雰囲気を作り上げているのも彼の魅力です。


Judy Bari

活動拠点は不明ですが、USで活動するアーティスト、Judy BariのデビューEP『I CHOSE TO LIVE』をリリース。作品には客演で、Pink ContrailsとJosh Maisonが参加しています。正直ネット上にJudy Bariの情報がないのでなんとも言えないのですが、NY周辺のアーティストと絡みがありそうです。
音楽性としては、R&Bやソウル、ヒップホップ、インディーなどを織り交ぜたベッドルーム・ポップ的なサウンドを奏でています。滑らかで軽やかなフロウから、優美でファルセットな歌声まで、彼の多才なアプローチがとても心地いいです。ドラマティカルでエモーショナルな楽曲展開や、淡く切ない雰囲気が、Frank OceanやKevin Abstract、Jimi Somewhereなど好きなリスナーにはたまらないかと思います。


0171

ロンドンを拠点に活動するJoe Bedell-BrillとGeorgie Hoareによるデュオ、0171が新作EP『Welcome Back To My Channel』をリリース。
グリッチからバブルガム・ポップ、レイヴ、ダンスミュージックなどブレンディングさせた奇妙なポップ・サウンドを作り上げています。Y2Kっぽい煌びやかな電子音も要素として入っていることで、どこかノスタルジアでインターネットを漂うような音楽性も彼らの面白みです。2人の男女混声ボーカルの組み合わせも程よく、甘美だけど気怠げな感じも最高です。


KAIRO

ナイジェリア生まれ、テキサス・ヒューストンで育った双子によるデュオ、KAIROがデビューEP『Love Letters From Houston』をリリース。彼らはTikTokで爆発的に人気を博しつつあるアーティストで、そんな中でのEPのリリースとなりました。
アコースティック・ギターのナチュラルな響きに、甘いR&Bサウンドが混ざり合う、鮮やかで光り輝くポップな音楽性がたまらないです。90年代〜00年代のBoyz II MenやBackstreet Boysを彷彿とさせる、仄かな懐かしいポップセンスが散りばめられているのが最高。しかしその懐古的なサウンドでは止まらず、しっかりと現代的なインディーR&Bやジャズ、ベッドルーム・ポップなどのエッセンスも加え、彼らなりに昇華した音楽性が鳴り響いていますね。


Areej

ロンドン出身でモロッコとスーダンにルーツを持つアーティスト、AreejがデビューEP『GBOF EP』をリリース。
全曲通して渋くも色気のあるサックス音が特徴的で、そこにローファイ・ビートにメロウでジャジーなサウンドが絡み合うR&B/ソウルな音楽に仕上げています。ハスキーで力強くも絹の糸のように滑らかな彼女の美声も加わることで、楽曲がより豪華絢爛になっています。やはり全体的に彼女の歌声の存在感が大きく、今後Jorja SmithやCelesteなどといったアーティストに続くような注目を浴びるアーティストになるかと思っています。要注目ですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?