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Skinny Pete, Feux…今週のおすすめ 5 Best Songs:2023-32

今週も新人の新譜から厳選して5組のアーティストを紹介します。音楽ブログ「abstract pop」の「5 Best Songs」の企画では、国内の音楽メディアでは紹介されないような、海外の新進気鋭なアーティストを毎週紹介していきます。過去に紹介したアーティストは下記にまとめてあります。

Spotifyのプレイリストも更新してます〜


Skinny Pete

以前ブログでも紹介した、Still Woozyのツアーのドラムサポートや、Solomonophonic(Remi Wolfの曲のプロデュース)とLAでバンドしていたりする、Skinny Peteが待望のデビューアルバム『Anger Management』をリリース。
その周辺のアーティストということもあって、サウンドは陶酔的で多幸感あふれるもので、カラフルでポップなもの。サイケポップやインディー、ファンク、ローファイ、R&Bなどを織り交ぜた、独特の浮遊感とグルーヴが中毒性があって何度もループしてしまいます。個人的にも3年も待ったのでとても嬉しいです


Feux

ノース・ウェスト・ロンドンを拠点に活動するマルチアーティスト、Feuxが新作EP『MAX MANTRA (Side A)』をリリース。彼はロンドンのアンダーグラウンド・シーンで注目を集めるアーティストで、Mac Whethaなどの作品に参加などしています。
彼はダウナーで矢継ぎ早なラップから、メロウでスムースな歌声やエモーショナルな歌声まで、幅広いフロウをこなすスキルフルなアーティストで、それによって1つの作品で多面的な表現を行なっています。ジャズやソウル、インディーなどを下地にした音楽性は、UKの独特なダークでメランコリックなムードを出していてそれも最高です。


sophie meiers

LAを拠点に活動するベッドルーム・ポップ・アーティスト、sophie meiersが新作EP『spark_space』をリリース。彼女は最初期のベッドルーム・ポップ系のアーティストのときから注目を集めているアーティストです。有名なのはCautious ClayやRemi Wolf、Still Woozyなどが共同で出したシングル「Cheesin'」に参加しています。
今作はインディー・ポップやオルタナティヴ・ポップを絡めた、シンプルで親しみやすいサウンドに仕上げています。彼女の可憐で浮遊感ある歌声も相まって、煌びやかな世界観に。今作で特徴的なのはローファイなブレイクビーツで、それが一層心地良いムードを作り出しています。


Ragz Originale

UKラップ~R&Bシーンでも稀有な才能を発揮する、ロンドンを拠点に活動するアーティスト、Ragz Originaleが新作アルバム『BARE SUGAR』をリリース。BakarやKnucks、Sampha、John Glacierなど豪華なアーティストを客演に招いています。彼はSkeptaの人気曲「Shutdown」を共同プロデュースしたことでも有名で、そのほかFKA twigsともコラボするなどUKの音楽シーンの中では名の知れたアーティストです。
そんなマルチに活躍する彼だからこそ、本作も非常にバラエティーに富んだ音楽性の作品に仕上がっていて、彼の流麗でメロディアスな歌声からスムースなラップのフロウが存分に活かされています。UKドリルやグライム、トラップなどのヒップホップからオルタナティヴR&B、ポップス、インディーを混在させたウィットに富んだトラックも素晴らしいの一言に尽きます。


BETWEEN FRIENDS

以前ブログでも紹介して、2021年のベストにも選出した、LA拠点に活動するSavannahとBrandonのHudsonキョウダイ2人組、BETWEEN FRIENDSが待望のデビューアルバム『I Love My Girl, She’s My Boy』をリリース。客演にBakarやEDEN、Teezo Touchdownを招いています。
彼ららしい多彩なパレットを使用したキラキラした甘酸っぱいオルタナティブ・ポップな作品に仕上がっていて最高です。シネマティックで弾けるようなサウンドもとても気持ちよくこの夏必聴アルバムになりそう。

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