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関東新年合同歌会2024出席歌

コロナ禍を経て4年ぶりの開催!
参加人数は約90人と少なめでしたが、久しぶりに逢う人たちのお顔を見て感動の連続でした。
私が提出した歌はこちら。

今回の歌会に出した1首。

2022年の11月に糸魚川で登山を兼ねた地質学ツアー(アフターの温泉が目当てでしたが)に参加のため買ったトレッキングシューズが一度きりではもったいないと思い、履き心地の最高さをそのまま通勤にもと履き続けていました。
ところが、去年の初秋ぐらいから雨の時に靴底から水が入るようになり「なんで!?」と首をかしげたとき、靴底を見たら頑丈なデコボコがややフラットになっていることに気付きました。結局、11月の終わりに捨てました。「よく頑張った……」と呟きながら、ショートブーツの購入と引き換えに旅先の靴屋さんに渡して破棄してもらいました。

そんな物語の断片を五行歌にしたものです。

靴底は人体のタイヤ。これ、意外とそう思う人はいないみたいです(昨日の小歌会での各自コメントより)。トレッキングシューズを限界まで履き潰したことでこんな言葉が浮かびました。
また、我が県は全国屈指の車王国。単に「はれつ」とルビ振りしなかったのもそれゆえです。バースト寸前までタイヤを使い続けているという声も何人かから聞いたことがあります。だからこそ、車も人体も、靴に至っては溝のあるなしは別として磨り減りへの意識は高めてほしい、という願いも、この1首には込めています。

成績は久しぶりのアベレージヒッターぶりでしたが、大規模な歌会でのそれは五行歌人として復調した証だと思いました。
今年は五行歌運動30周年というビッグイヤーで、私も五行歌人活動20周年です。まさに登り龍にならんとばかりの五行歌イヤーに、今年はしていきたい。あ、もちろん作詞もどんどんやりますよ。

これからもクリエイター・喬城奈緒海をよろしくお願いいたします。

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