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芦屋市長就任100日間の活動のご報告

注:2023/8/8から公式X, Facebook, Instagramで投稿した【芦屋市長就任100日間の活動のご報告 #1-5】を再編し、1つの記事としてnoteに掲載します。

【芦屋市長就任100日間の活動のご報告】

2023年8月8日をもって、芦屋市長に就任後100日が経過いたしました。

100日間、市内外から本当に多くの皆さまの温かい応援の声を頂きました。本当にありがとうございます。101日目からも、1日目のまっさらの気持ちを忘れずに、世界一住み続けたい芦屋のために邁進してまいります。

この機会にこれまで発信できなかった活動をまとめてご報告させてください。市長の普段の仕事の様子を感じ取っていただけますと嬉しいです。

■ #1 各所でのご挨拶

シルバー人材センターの総会にて。芦屋は先輩世代の皆さまが本当に元気です!
何歳になっても生き生きと活躍できる芦屋を、
一緒に創り上げます。

市長の大切な仕事の1つが、市内外で開催される会議や行事への出席やご挨拶です。 特に5-6月は総会シーズンでもあり、まちづくりを支えてくださっている多くの市民の方々に直接ご挨拶できました。舞台上での挨拶の後には、市民の方々が直接話しかけてくださることもあり、直接お話を伺える貴重な機会になっています。芦屋の魅力は市民力です。市民の皆さまと一緒に、世界で一番住み続けたい芦屋市を創り上げてまいります。

春の交通安全パレード。県警音楽隊の皆さまにもお越しいただきました!


■ #2 現場での対話

サッカー・ラグビーを満喫できる天然芝のグラウンドが充実!

市長就任後の100日間では、主に市内の施設や公的機関、イベントを訪問する機会がたくさんありました。

私が重視している「対話」を行う上で、現場への訪問は欠かせません。

普段芦屋で暮らしていて「もう少しこうだったら良いのにな」という想いがあっても、それをわざわざ市役所に伝えたり、対話集会に参加したりするほどではない。そう感じていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

だからこそ、私は現場に伺い、普段は直接お声を聴くことが少ない方々とお話したいと考えています。もちろん、頂いたお声にすぐにお応えすることは難しいのがほとんどです。ただ、頂いたお声はしっかりと受け止め、対応が可能なことについては担当の者に伝え、進めるようにしています。

声が反映された!と実感していただくにはまだまだ時間がかかるかもしれませんが、一歩ずつ歩んでまいります。 これからもぜひ、イベントで見かけた際にはお声を届けていただければ嬉しいです。

今年は夏祭りにもたくさんお邪魔しました!
ご準備いただいた地元の皆さまに感謝です。


■ #3 「市役所の経営者」として

もちろん幹部メンバーは大先輩ばかり。
密なコミュニケーションを大切にしています。

市長の役割は大きく2つあります。1つが「市の顔」としての役割。もう1つが「市役所の経営者」としての役割です。

普段の発信ではどうしても「市の顔」としての活動を取り上げがちですので、「市役所の経営者」としての仕事についても知っていただければと思います。

芦屋市役所には1000名を超える職員が働いています。令和5年度だと一般会計で437億円、国民健康保険などの特別会計、市民病院などの企業会計を合わせると829億円の予算を編成し、市役所の経営をするのが、市長としての大きな仕事です。

その中で、最も大事なことは、職員のモチベーションを上げることです。 市役所の施策は、市長がすべて考え実現するものではありません。現場を誰よりも知る職員が率先して課題解決に取り組むことが重要です。職員と一緒に前向きな市役所を創り、市民の皆さまと一緒になって課題に立ち向かう、ワンチームを創ることを大切にしたいと考えています。

就任日5月1日の市役所職員向けの訓示では、「できないと思ったときに、その理由を行政の常識と、事実・法律とを切り分けて伝えてほしい」と職員にお伝えしました。法律が理由で不可能なのか、それとも役所の常識で思い込んでいるだけなのか。 新しいチャレンジをするには、もしかすると過去の否定から入る必要があるかもしれません。 だからこそ「なぜこれまでできなかったのか」認識することが大切だと考えたからです。

その後すぐに、部長級の幹部職員と1対1で語り合いました。 「今までやりたかったけれど、できていないことは何か?」を聞くなど、少しでも前向きな気持ちを引き出せるようにとの想いからでした。

その中で教育委員会から出てきたアイデアが、中学校に市長が訪問する「ちょっと聞かせて。」という企画でした。8-9月に行った、市の若者向け居場所づくりについて中高生50名と考えるイベントも担当課からのアイデアでした。 その他の部や課も、まだまだ日の目を見ていないアイデアも含め、仕込みの真っ最中です。 就任100日を経て、今後は成果の形で市民の皆さまに届けられるよう、より一層市政「経営」に注力してまいります。

就任初日の訓示では、市役所の課長級以上の職員に直接想いを伝えました。


■ #4 市議会の皆さまとともに

議会での発信は、とにかく分かりやすさを意識しています。

芦屋市の一般会計規模は約400億円。
いくら市長に予算の編成権があると言っても、市議会に同意いただかなければ、一円たりとも使うことはできません。

市役所の総力を集めて考え抜いた政策を、市民代表の議員の皆さまにご理解・ご承認いただく、とても重要な場が市議会です。芦屋の場合は年4回、主に3,6,9,12月に開かれています。

市長就任後、初めての定例会となったのが6月議会でした。 密な議論の末、副市長の選任に加え、約2億円の補正予算も認めていただきました。

今回の補正予算では、原油価格・物価の高騰等で厳しい状況にある市民や事業者の皆さまを支援しようと、主に介護・障がい福祉、子どもに関わる分野の支援事業を提案しました。 議決から1ヶ月あまりが経ち、徐々に支援が行き渡り始めています。喜びの声を市長まで届けていただくこともありますが、市長の力ではありません。 支援事業を提案した担当課をはじめとする市役所職員、そして議決くださった市議会議員の皆さまの力があってこその支援です。 市の一般予算だけではなく、国や県の補助金等を使いながら、これからも持続可能な支援を進めてまいります。

⚫︎ 分かりやすい発言を市長から

そして、この議論の過程を市民の皆さまに知っていただくこともとても重要だと考えています。 そのため、まずは市長の発言から見直しています。 市議会でのお決まりの文章は、とにかく一文が長い。そして難しい専門用語と冗長な言い回しが多い。 そこで、私は「10歳でもわかるような議会答弁」を目指し、できるだけ分かりやすい言葉使いを心がけています。

⚫︎ 役所の働き方改革も少しずつ

さらに、議会答弁の準備のプロセスも見直しました。国会ほどではないにせよ、芦屋市でも夜遅くまで答弁の準備を続けていました。会議の冒頭に資料を読む時間を作って会議時間を短くしたり、最終確認作業を市長・副市長・部長の3人で一気に行ったりと、少しでも働き方改革を進められるよう、市長ができることから始めています。 ただ、まだまだ完璧ではありません。職員の意見も聞きながら、少ない負担で同じ成果を上げられるよう、常に業務プロセスを見直します。 これからも、市議会の皆さまとの対話も大切に、世界一住み続けたい芦屋市を目指して邁進してまいります。9月議会は2022年度の決算も審査されます。インターネット傍聴もありますので、ぜひご覧ください!

傍聴のリンクはこちら →
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/ashiya/WebView/rd/council_1.html

定例会の閉会挨拶では、議員の皆さまへの感謝に加えて、
次回定例会までの市のイベントをご紹介しました。


■ #5 次の100日で目指すこと

最後のテーマは、改めての決意表明とともに、次の100日で目指すことについて。

⚫︎ 教育大綱をつくります

教育は教育長・教育委員会が担当している分野で、市長が直接指揮を取ることはできません。しかし実は、市長のビジョンとして「教育大綱」をつくることができます

この教育大綱。今までは教育委員会がつくった「第3期教育振興基本計画」をそのまま教育大綱としていました。ただ今回、教育に対して思い入れの強い私は、改めて新しい「教育大綱」をつくることにしました。 8月24日の総合教育会議で、教育委員会の皆さまとの合意をいただければ、正式に大綱として発表するための大きな一歩になります。 世界一の公教育を目指して、教育委員会と一緒になって、改めてのスタートです!

教育大綱づくりには、多くの未来世代の声を参考にしました。
直接話してくれたみんな、ありがとうございました!

⚫︎ JR芦屋駅南再開発事業に取り組みます

報道でもあったように、特定建築者に応募した事業者の辞退を経て、現在再公募に向けた準備を鋭意進めています。 5月に発表した見直しについては、毎週のように担当課と協議をしながら、地権者の皆さまとの議論も進めています。 7月末まで集めた皆さまの声は200件を超えました。市民の皆さまとともに事業を進める上で、大いに参考になっています。ありがとうございます。 現状の詳細については、8月29日の建設公営企業常任委員会でご説明する予定です。

地権者の皆さま・地元の皆さまとの対話の場に参加し、
私が直接ご質問にお答えしています。

⚫︎ 2024年度予算づくりもいよいよスタートです

芦屋市役所では、10月に「予算編成方針」を発表し、予算づくりがはじまります。 どんな事業も、予算の中に含んだ上で市議会の賛同がなければ実施できません。 これまで街頭で、イベントで、ときにはインターネットやメールで伺ってきた市民の皆さまの声を、予算というかたちにする大切なプロセスです。 頂いたすべての声を反映することはなかなかできません。ただ、今と未来の芦屋市の姿を描きながら、投資すべき事業を見極め、大胆に動いていきたいと考えています。

⚫︎ 9月議会もまもなくはじまります

9月議会、本会議は8月28日にスタートし、10月6日まで6週間にわたり開かれます。 通常の補正予算や条例などの審議、一般質問のほか、2022年度の決算についての審査も行われます。 議場での傍聴はもちろん、インターネット中継もぜひ!
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/ashiya/WebView/rd/council_1.html


⚫︎ さいごに

まずはこの100日、温かいお力添えをいただいた皆さま、本当にありがとうございます。
次の100日も「世界一住み続けたい芦屋市」を目指して精進し続けます。

市民の皆さまの引き続きのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

芦屋市長 髙島 崚輔


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