「言葉の企画ことばの日特別編」で感じた、「言葉の企画」の未来
手元に一冊の本がある。
僕は今でもこの本をお勧めしてよいのか、少し迷っている。
確かに、この本は確実に誰かの人生を変える。
それどころかある種の奇跡をも起こす。
ただ、効果がありすぎるのだ。
下手をすると業界を一つ潰してしまう。
それくらいの効果があるように思えるのだ。
だけど、あえてお勧めしたい。
その本のタイトルは
「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」だ。
著者はコピーライターの阿部幸太郎さん。
僕はこの本を読んで、
いてもたってもいられなくなり、
こんなメッセージを阿部さんに送った
この本は阿部さんの主催する「企画でメシを食っていく」「言葉の企画」での講義内容を中心にまとめられたものである。
「野村ノート」のような本、と書いたように
「言葉の企画」で教わった内容から講義中に出てきた資料まで
全てこの中に詰まっていた。
僕が「お勧めしていいか迷っている」といった理由の一つとして
この本があったら「言葉の企画」が要らなくなってしまうのではないか?
という懸念であった。
この本の出版を受けて「言葉の企画」はどうなってしまうのか。
それの疑問に答えてくれたのが、
昨日5月16日にオンラインで行われたイベント
「言葉の企画ことばの日特別編」だ
「ことばの日」とは。
昨年の「言葉の企画」で生まれた一つの奇跡だ。
「今日できる”一生忘れられない経験”を企画してください」
この課題に対して、受講者の一人である立山紫野さんが考案した企画で、
そこから有志メンバーが集まり、
半年かけて本当に記念日にしてしまったのだ。
こんな奇跡が起こるのが「言葉の企画」なのだ。
今回はその特別編である。
「I love you」をあなたはどう訳しますか?
夏目漱石が「I love you」を「月は綺麗ですね」と訳した
というエピソードからのこの課題。
懐かしいなあ。これは2年前の「言葉の企画」初回の課題だった。
参加されてるみなさんはどんなふうに答えるだろう。
そう思ってチャット欄を見ていた。
どどどっ。
すごい勢いで回答が投稿されてきた。
読む暇さえ与えないくらいのスピードでタイムラインが流れている。
うわ、すごい。
400人の熱量。
これだ。これは僕が「企画メシ」「言葉の企画」に通っていた時に感じていたものだ。
画面の向こうの阿部さんと登壇者の皆さんが
回答を見ながら楽しそうにコメントする。
それを見た受講生がtwitterに
「私の投稿にコメントしてもらえました!うれしいです」と書き込む。
読まれたらうれしい。読まれないとくやしい。
これも本だけでは決して感じることのできない感情だ。
熱量、感動。
これはやはり「企画メシ」「言葉の企画」ではないと味わえないのだ。
大丈夫だ。「企画メシ」や「言葉の企画」はずっと続いていく。
自然とそう思えた。
さて、そんな「言葉の企画」だが、
今年はオンラインで行われることがアナウンスされた。https://note.com/kikakumeshi/n/n77e6b80893dc?fbclid=IwAR32ekys2A4QFsTPkRrayoCRheJOXxVhA5lxoUGlnhYHpO38LBg1klhu0TA
オンラインになることでどうなっていくのか。
それすらも少し楽しみである。
「未来に待ち合わせするための連続講座」
またワクワクするコピーが添えられていた。
半年後に待っているのは誰なのか?何なのか?
これはぜひご自身の目で確かめてほしい。
でも正直言ってうらやましい。
だって次の奇跡を目の前で見ることができるのだから。
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