#10 RevelAppとは②
どうも、テクノロジーと福祉をつなぐ近藤貴司です。
前回はRevelAppの発足について、どういった経緯で生まれたのかをお話しました。
今回は、RevelAppがどんな想いで運営されているのかと、今後の展望についてお話ししていきます。僕らがなぜこのサービスを立ち上げたのか、何を目指しているのか。どうぞ最後までお付き合いください。
体調管理ツール×工賃作業の一体化へ
RevelAppは、「自己理解を進め、体調を整えることに"仕事"の概念を組み込めないか?」という発想から生まれました。
通常の福祉業界だと、工賃作業は工賃作業、体調管理は体調管理、と完全に分けられてしまっています。でも、僕らはそれを一体化することで、「どんな化学反応が起きるか」にも合わせて挑戦してみようと思いました。
もちろん、体調が良くなったり施設に通いやすくなったりという直接的な効果を本気で狙っているサービスです。でも、それ以外にも思わぬ効果が生まれるかもしれないという期待もあるんですよね。こういう新しい取り組みを始めると、意外な角度から「おお、こんな風にこれとこれが繋がるんだ
!」という発見があったりするのは、サービス提供されている方ならよくわかると思います。
ブロックチェーンゲーム運営会社様から工賃作業が!
実は水面下で、RevelAppがきっかけとなり、ブロックチェーンゲーム会社様からの工賃作業受託が生まれています。
例えば、YouTubeチャンネルを運営するゲームプロジェクト様から、既存の動画をショート動画化するような依頼が来たりします。これは0から作る編集ではなく、既存コンテンツの加工ですが、福祉就労的なマニュアルさえ用意できれば十分に可能な仕事なんですよね。(ここが最も難しいのですが)
RevelAppの加盟施設様には、工賃作業としてゲーム会社からの業務を斡旋する流れを構築中です。僕らは加盟施設からサービス利用料を頂く一方で、その施設様に工賃作業を提供し、工賃の支払いも行います。この「お金を支払いつつ、工賃としてもお金を渡す」という、謎のエコシステムを実現させるのが僕の小さな野望です😏
この仕組みはおそらく年内~年始には本格的に稼働し始めます。
RevelAppを通じて施設とブロックチェーンゲーム業界が繋がることで、今までに存在しなかった新しい価値提供の流れを発生させられる。単なる1ツールとして以外の価値をどれだけ乗っけられるかだと思ってます。
地方にもWeb3業界との接続を
福祉施設が都市圏以外の地方にある場合、Web3業界のカンファレンスやイベントなどに参加するのって、そもそも友達も知り合いもいない中だとハードルが鬼高いです。もし行ったとしても、隅っこでビール片手にぽつんとしてしまう。そんな経験をしたことがある人も多いんじゃないでしょうか。w
しかし、RevelAppに加盟していると僕たちとの直接の繋がりができます。僕たちはBCG社やCoinPost社(Web3"本体"みたいな人たちw)とガッチリ並走しており、両社は業界で知らない人がいないくらいの知名度がある。加盟施設は、「RevelApp加盟施設です!」と言ってくださるだけで僕らにとってはVIPそのものなので、基本的に崇め奉られますので、僕らのネットワークや人脈、コミュニティをいつでも利活用できる位置にいられるということになります。
加盟施設様は、参加したいWeb3イベントがあればお気軽にお声がけください。誰かしら知り合いがいると思われますので、可能な限りお繋ぎします。
コミュニティ化
RevelAppでは、加盟施設を対象に**月1回のAMA(Ask Me Anything)**をオンラインで開催する予定です。「最近支援はどうですか?」「何か改善点してほしい点はありますか?」「最近こんなヒヤリハットがあって…」など、公開質問会のような形で施設同士の交流を促進します。
これが単なるサービス提供にとどまらず、同じ志を持つ施設同士のコミュニティ形成につながっていくんです。パソコン作業やエンタメ性のある仕事をもっと取り入れたいと考えている施設同士が、コミュニティを通じて情報交換をしながら成長できる。もしかしたら共同受注のような形で、大きな工賃作業を一緒に取り組んだりできるかも?
これもRevelAppの副次的な効果の一つです。
RevelAppに加盟するということは、単にサービスを利用するだけでなく、RevelAppコミュニティに足を踏み入れるということでもあります。数字的な成果だけでなく、そこから生まれる付加価値や繋がりを提供するのが、僕たちの使命だと考えています。
これからの福祉就労のあり方は「アライアンス」にかかってると考えてます。時代の変化が早すぎるので、単独で生存を頑張るのは、スイッチングコストとナレッジ蓄積の観点からあまりに効率が悪い。同じ志を持つ施設同士でオンラインで繋がり、知識も失敗も経済効果もどんどんシェアすればいいと本気で思ってます。
例えば、A型がキツい時はB型がフォローに入り、B型がキツい時には移行支援がフォローに入る、のように、アライアンス全体で最適化されていく。
1人勝ちを狙ってもつまらないので、国境関係なく一緒に苦楽を共にできる仲間を、福祉が起点となる形で拡大していきたいと思ってます。
また、RevelAppと提携頂くゲーム会社が増えれば、新しい工賃作業やプロジェクトも比例して増えます。僕たちは今後もWeb3業界と福祉施設を繋げる役割を果たし、思わぬ角度からのインパクトを開拓していこうと思います。
次回は、RevelAppがもたらすさらなる化学反応的な効果についてお話ししていきます。「この仕組みがこんな効果を生むのか!」という、僕たち自身も驚いたポイントを紹介する予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。また次回の放送でまたお会いしましょう。それでは!
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