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AR絵本

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大都会の雑音、騒音、ストレス、
恐ろしい媚び諂いやらが
襲いかかってくる。

楽観主義を貫いていても、
下水の泥の様に溜まりへばりつき
身動きがとれなくなる。

人間の中に生きるとゆう事だ。
そんな時は川のせせらぎを聞きに行く。

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時に同じ場所でくるくる回り
10年の時をかけて
螺旋(らせん)を昇る

苺色の月と溶け合いながら
大海原と舟に遊ぼう

白く泡立つ波と転がり丸びをおびてゆく
ガラスを拾い 死してなお美しい流木の
生き様に指をすべらせ
チリチリと輝く銀色の水面と歌う

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心や情景を優しく 時に厳しく
語りに乗せる

良い歌を聴いた時は
生きている事が揺らぐ
岐路に立たされるが故え
自分自身がハッキリする。

真実が刻まれる 心が潤い 時に涙する。

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風に吹かれる度 毎秒ごとに
緑が深くなってゆく

美の連鎖は散るからこそ生まれ
繰り返され影響し合うのだ。

おちおちしていられない
春の美は足早く去っていく

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ゔぉぎゃーん。うぉぎあーん。

唄うたいが船を漕いでいる
「左右にオールを持ち ひざをそろえて
水平線から昇ってきた。
苺色の月へ向かい

歌に合わせてちりちり踊っている
やがて船はらせんを描き 苺色の月へ
吸い込まれていった 歌の世界の中へ。

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飛ぶのが上手なヒヨドリ。
白昼にぽっかりと浮かぶ
お月さんに向かって息を飲む

なめらかな曲線を描きながら
声高らかに飛んで行く

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良い香りのする
気に入った風の行方を
追いかけていたら 「今」に
たどり着きました。

なるべく沢山の経験と事実を大切に
世間一般の情報は怪しんで
本当の事、本物を探していたら
「今」にたどり着きました。

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鳥の声に耳を休め憧れ
けなげな虫達の造形美や
色どりの刻印に息をのみ

獣達の子の行いに目を細め
一本一本に刻まれている
樹々の履歴にため息を
つくのである。

一葉一葉を繁らせ、
人々に涼んでもらえる木蔭を作り、
実りを分かち合える様、
奏でて行きます。

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目には見えないものの不思議な力だ。
それは、決して霊的なものではなく
エネルギー的な心の力のものだ。

そんな些細な『気づき』が
とても大切だと
つくづく思う。と

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水辺に耳を預けたり
波の音にさらわれたり

草蔭にやすんだり
銀河を泳いだりして
いざなう春風の様に
『生きる』事の喜びが
日に日に濃く深くなってゆく。

月日を重ね年を重ねるごとに
『好き』とゆう事柄が一つずつ
増えてゆくからだ。

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精霊や妖精をみちづれて
魚の泳ぎに見習い
貝の中で磨き続ける真珠の祈りを
脳に寄せ
海を抱く港で鐘の音(ね)と供に
異国の旋律を魂を奏で放つ

音を放つ 今までを放つ
もう二度と戻らない今を解き放つ

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万物一つ一つの小さな小さな
一つ一つの輝きの瞬間を見逃さず

なるだけ沢山集めて
キラメキを撒き散らす
過去には戻れないから

大切に集めたものをどんどん解き放ち
捨ててゆき めぐりあう

美しく生きる為 美しく生きる万物に
あなたに。。。

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絵・脚本:たかし企画
詩:italu do nisi
ARダンスモーション収録・振り付け:門馬 一樹(Y-de-ONE)

NEWVIEW AWARDS 2020 「SANRIO PUROLAND PRIZE」 展示情報

NEWVIEW AWARDS 2020・SANRIO PUROLAND PRIZE受賞者「TakashiKikaku」によって新たに制作された、ARで見る短編舞台「ARシアター」をサンリオピューロランドにて展示いたします。

コンテンポラリーダンスによって美しく彩られる異空間がサンリオピューロランドに登場します。リアル(現実)とバーチャル(仮想)の狭間に描かれる絵本の世界をSTYLYアプリでご体験ください。(体験時間: 3分間)

・会期
2021年9月10日(金) ~ 10月10日(日)
・会場
サンリオピューロランド サンリオタウン 2F レディキティハウス前
※来場予約が必要となります。
https://www.puroland.jp/?target=seasonal

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