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やりたいことが見つからない人が転職で失敗しない2つの注意すべきこと

行きたい業界、やりたい仕事がない人が転職活動する際の注意点

このブログはこんな方向けです。
・転職を検討しているけど、自分のやりたいことが見えていない
・転職を検討しているけど、特に興味ある業界もない
・転職の際の判断軸がよくわからない


自分の転職先が見えていない人の特徴

・転職理由がマイナス
感情的、突発的に転職を検討しているケースが多いです。例えば、上司がイヤとか、社長に怒られたとか。そのため、退職することが目的になっており、転職して何がしたいかまで考えられていないケースが多いです。また、転職理由は明確ですが、どういう環境に転職すれば、同じことが起きないかも考えていないケースが多いです。

・思考停止している
厳しい言い方ですが、思考が止まっていて、働くことについて、突き詰めて考えていないというケースが多いです。そのため、考えられていないので、当然、転職先のイメージもできていないケースが多いです。もしかしたら、考えていないということではなく、考え方がわからないという方が正しいかもしれません。

・ビジネス観点が低い
では、なぜ考えられないかと言うと、職業に対する知識が乏しいからです。よく聞く言葉は、『私はこの仕事しか知らないから、ほかの仕事のことはわからない』仰っていることは確かにその通りで、多くの人はほかの職業は経験がしたことないので少ないのです。

そうはいっても、普段から接する働いている人に興味を持ったり、日経新聞等のビジネス情報に日々触れていれば、イメージや仮説は立つので、考えられない=ビジネス観点が低いという形になります。


自分の転職先が見えていない人が決める転職先の特徴

では、次にそういった方々はどういう判断基準で企業を選ぶのでしょうか?
傾向としては2つあります。

・会社規模、年収、休み日数等、数字の大きい会社に行く
判断できる定量的な数字、例えば従業員人数、年収、年間休日の日数等の大きさで比較をして判断をするケースが多いです。要はわかりやすい誰でも比較できる部分を気にします。

・自分が考える安定性が高い企業に転職する
定量的な数字以外では、例えば、上場しているとか、聞いたことある社名とか、自分の知識の範囲内でのみ判断をする傾向があります。
少し話はズレますが、親や友人に相談した場合も同じような判断軸でその会社が良いんじゃない?とか、そこは不安じゃない?というケースがほとんどです。


自分の転職先が見えていない人が決めた転職後

これは統計を取っているわけではないので私の主観になりますが、下記のようなケースが目立ちます。

・結局また転職活動をする
自分で自信をもって選択した割には、意外と早期に具体的には半年や1年で転職活動をされる方は一定数います。安直に自分の今の環境の改善だけを考えており、ほかのことが視野に入っていないケースが多いです。
例えば、思い込みで賞与があると思っていたけど、実際はなかったとか、そういった言葉は悪いですが、思い込みや簡単な失念で退職されるケースもあります。

・特徴として、関連性がない転職経緯、職務経歴書になる
20代のうちはそれでも経験社数は少ないので、大きく気にはならないかもしれませんが、経験者数が増えてきた際に特徴が出てきます。
それは、過去の転職経緯にストーリーがないのです。例えば、同じ営業職を計10年やっていたとしても、
住宅営業2年、食品卸の営業5年、製造業営業3年とか、
営業3年、総務人事2年、購買4年、営業1年とか、経験が違っています。
そう、特徴とはつながりが見えにくいというあまりよろしくない特徴です。

・35歳以降の年収アップが見込みにくくなる
別に経験がつながっていないことが悪いことではないのですが、特徴としては、結果的にキャリアが積みあがっていないから35歳を超えてから、年収が低いところで横ばいもしくは、ダウンしているケースが多いです。

ここからが重要・・・


どうすれば失敗しない転職をしないか?


・本当に自分の転職の軸がなくてよいか再確認しよう
転職先を決める前に本当に軸がなくて、良いか確認してください。例えば、現職は営業職で、営業職が自分に合っていなかったと思ったとします。しかし、その営業は本当に合っていないんでしょうか?


例えば同じ営業職でも、単価の高い商売と安い商売では、営業スタイルが全く異なります。営業の範囲が全国で平日は月曜以外出張という場合もあれば、社内から一切出ない営業職もあります。

営業の仕事のどういう点が自分には合っていなかったのでしょうか?ノルマのキツさですか?長時間労働ですか?お客さんに自分が良いと思えないものを売っていた罪悪感ですか?

実は営業職自体が嫌なのではないかもしれません・・・。自分に合っている仕事はどういう仕事かを具体的に中身をよく見てして再度考えることをお勧めします。

・就業環境、一緒に働く人の確認をしよう
例えば、就業は9時スタートですが、毎朝8時から近隣清掃をしている会社かもしれません。

終了時刻は17時でも、上司が帰らない限り、帰れない会社かもしれません。

上司は魅力的な人でも、同僚は自分の悪口を社内に言いふらすタイプの同僚が隣の席かもしれません。

週1回しか来ない会長に社員全員がおびえている会社かもしれません。

本当に分かりやすい条件だけで企業を選んでよいか再度確認をしましょう。
自分だけではできない場合は、信頼できるエージェントを使いましょう。直接応募の際には、内定の際に同僚との面談を打診しましょう。

普通は自社に来てほしいし、自社のことを信頼してほしいと思っていれば喜んで同僚を紹介します。逆に紹介に躊躇したら、その会社は何か隠していますよw

そんな会社の内定無くなっても良いじゃないですか。勇気を出して聞きましょ。内定のボールはこちらが握っているんですから。

まとめ

この2つを冷静に考えるだけでもケアレスミスな転職は圧倒的に減ります。
裏を返せば、この2点が理由で転職を繰り返す人は多いです。皆さん共通して「入社の際にはわからなかった・・・」と言いますが、僕から言わせれば、「わからなかったのではなく、確認を怠った。」が正しい言い方です。

今の環境を変えたい気持ちはわかりますが、人生に過去修正は存在しません。だからこそ、自分の歩む道は焦らず、じっくり、しっかり確認しながら進めましょう。

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