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前山のように上司にいじめられていたサラリーマン、のび太のように学校でジャイアンツにいじめられている子どもは、PART4「権力の手綱をさばく」を読んで対抗手段として欲しいです。『スタンフォードの権力のレッスン』

『スタンフォードの権力のレッスン』は、権力を客観的に定義して実践するためのビジネス書です。
「権力:他者があなたを必要としている程度で決まる」「権力:他者のストーリーの中で自分が果たす役割」「知識はほとんど常に権力の源」など、権力の源泉を教えてくれます。
特に「パワーアップ:相手と戦う意思の表明/パワーダウン:チームとして戦う意思の表明」は、真逆のアプローチをしても権力を生み出す方法が学べます。
「パワーアップ:権威を示す方法」は、自分を特別視することで攻撃性を前面に押し出す方法です。
逆に「パワーダウン:近づきやすさを示す方法」は、自分を相手の下にしたり、相手を自分の上にしたりすることで、敬意と尊敬で相手を懐柔する方法です。
影響力を与えたいサラリーマンは、両方の手法を知ることで使い分けることができます。

「集団を前進させるために個人的リスクを取る覚悟のある人を評価する」「人に敬意を示すことで、人を導く権利が与えられる」「プロットを見失う:デス・スターのブリッジでダース・ベイダーが歌いながら踊り始めるようなもの」などを通して、影響力を与えるための方法が学べます。
特に「権力の濫用:被害者を苦しめるためというより、加害者の満足のために行われる」は、権力を悪用していじめに走る上司の典型例です。
いじめる上司と厳しい上司との違いは、「いじめる上司:権力を使って部下を最大限に操り、自分を引き上げる」と「厳しい上司:権力を使ってチームとしての結果を出し、部下を引き上げる」の違いのように、「誰を引き上げるか?」で決まります。
上司のいじめに負けないためにも、一度読んでみるといいでしょう。

#スタンフォードの権力のレッスン #デボラグルーンフェルド #御立英史 #ダイヤモンド社  

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