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日本の現状を突き付けつつ、個人で乗り越えるための施策を与えてくれます。『誰も教えてくれない 日本の不都合な現実』

『誰も教えてくれない 日本の不都合な現実』は、日本の悲惨な現状を認識し、個人で乗り越えるためのビジネス書です。
「政治や企業の都合が優先されていて、そのしわ寄せが個人に押しつけられている」「国・社会の幸福と自分の幸福を切り分けて考える」「日本会社:部下の能力値よりも忠誠度を重視」など、国と個人を分けることで、周囲に流されない方法を教えてくれます。
特に「残念ながら日本の企業にいる上司の多くは無能」は、「年功序列:マジメさを評価するシステム」で「年功序列:個人の努力・工夫・成果を評価しない」ことを示しています。
「マジメに会社のために働いてきた期間の長さに応じてたくさん給料を支払う」とあるように、評価基準が個人の努力とは無縁だからです。
だからこそ、部下は上司へのアピールが大事なのです。
上司は部下の努力を知ろうとしないからです。
上司からまともに評価されない前山のようなサラリーマンは、努力からアピールに切り替えてみてはいかがでしょうか。

「ローンを組んで家を買うのは損する趣味」「お金持ちになると人が信用できなくなる」「年収300万円以下の男性が結婚相手に出会える確率はゼロ」などを通して、損する仕組みを知ることで抑圧を回避できます。
特に「やる気×能力:××命令/×〇トップ/〇〇参謀/〇×害悪」は、やる気と能力を4象限マトリックスで示してくれます。
「やる気がなくて無能な人:命令通りに動かす」は、命令に従うしか取り柄がありません。
「やる気がなくて有能な人:トップに向く」は、トップは意外と有能な怠け者が向いているからです。
「やる気があって有能な人:参謀に向く」は、人に任せるのが苦手な人の特徴です。
「やる気があって無能な人:害悪」は、下手にやる気があるので、命令に従わずに勝手に突き進んでしまい、組織に損害を与えてしまうからです。
4象限で自分の資質を知ることで、働きやすい環境を手に入れることができるでしょう。

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