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「日本:テクノロジーはある/社会実装する力が非常に弱い」残念な国、だからこそ美味しいチャンスがあります。『おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス』

『おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス』は、日本の弱点であるDXという穴をチャンスに変えるためのビジネス書です。

「テクノロジーを社会実装する:技術よりも泥臭いことができるかどうか」「新たなビジネス:穴を発見し、それを埋める方法を考える」「埋めるべき穴:理想としてはこうあってほしいが、現実はそうなっていない」など、テクノロジーはあっても、それを使っていない日本の実情に沿った様々な投資方法を教えてくれます。

特に「公私混同の程度を選択できるようになれば、働き方や生き方の多様化が進む」は、ワークライフバランスのように仕事と家庭を完全に切り分ける思想を否定しています。

自分の価値観の変化によって、仕事と家庭の割合は変わります。

逆に言えば、仕事[90%(固定)]を、仕事[0-100%(変動)]と、仕事の割合を固定から変動へと会社の仕組みを変えることで、働き方の多様性を実現できるのです。

これからは、働き方を自分で選ぶ仕組みを設定している会社しか、働き手が集まらない時代になっていくのでしょう。

 

「老害:思考がアップデートしていない人」「地方創生のパラドックス:地方のことだけ考えていても地方はよくならない」「当事者意識を究極の形で示すのは、私はお金だと思っています」などを通して、自分の居場所を変えることで、美味しい状況を生み出すことができることを示しています。

特に「2040年に明るい未来を迎える:未来に向けて準備をし、何らかのアクションをした人だけ」は、アクションしない人は没落し、した人は繁栄する二極化の格差社会への未来を予測します。

今は「DX化→大きく成長する→町工場から巨大企業へ」となる可能性が高い面白い時代です。

つまりDX側が使える人間になりさえすれば、今からでも「おいしい側」に行くことが可能なのです。

「じっくり戦える:既存の“昭和オジさん”が権力を握っていて、急激な変化にはまだまだ時間がかかる」からです。

業務でも投資でもいいので、DXを上手く使える人材に変わり、勝ち組人生を満喫しましょう。

 

#おいしいニッポン #投資のプロが読む2040年のビジネス #藤野英人 #日本経済新聞出版  

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