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経験というトリガーを利用し、既存勢力を駆逐しよう。『アンコンタクト 非接触の経済学』

『アンコンタクト 非接触の経済学』は、コロナ禍をトリガーとした新しい変化を論じるビジネス書です。
「社会的変化に個人が逆らうことはできない」「アンコンタクト=不安×便利」「本はきっかけを提供し、方向性を示す」など、変化を受け入れさせる方法を示しています。
特に「何も話しかけないことがサービス:関係によるストレスが原因」は、サービス業ですらお客様という人間関係のストレスが表面化したことを示しています。
「サービス業:他者との葛藤が最も大きなストレスになる」を解消するために、「人と人との関係を必要最小限にし、極力減らすこと」を実行したのです。
従業員のストレスを抑えるためにも、人間関係を控える仕組みを構築する必要があるかもしれません。

「厳しい現実を忘れる方法:本物に代わる偽物の現実の中に楽しみを見つけること」「変化:当たり前だったものを捨てて新しいものを選択する」「金で家族を買うことはできないが、隣人は買える」などを通して、新しい価値観を教えてくれます。
特に「最も怖いものは経験である」は、経験が変化を受け入れるためのトリガーになると論じています。
通常は、「新しいもの:大きな支障がない限り従来の方式や慣習を維持しようとする」と既存勢力の有利が続きます。
しかし、「強力なトリガーによって抵抗勢力の論理と力が無力化される」とあるように、コロナウイルスのトリガーが誘引し、社内からテレワークへと変化するのです。
変化できない会社は、上手くトリガーを利用してみてはいかがでしょうか。

#アンコンタクト #非接触の経済学 #キムヨンソプ #渡辺麻土香 #小学館  

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