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日本人でも知らない日本の教養を教えてくれる1冊です。『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365 毎日の習慣が1年後の自分をつくる』

『1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365 毎日の習慣が1年後の自分をつくる』は、1年間の習慣で日本の教養が身につくビジネス書です。
「節分:豆は鬼を祓う道具でかつ、鬼そのもの」「巫女:“あそび”とは神を楽しませる言葉で、それを行うのが巫女の務め」「華道(生け花):6世紀、仏教伝来により仏前に花を供える風習が華道の始まり」など、日本人ですら本来の意味を知らないことが多数あります。
特に「神道:神道には創始者がいない」は、聖典がなく、神話がその代わりを果たしてきたことを示しています。
神道の理想は、神々が活躍した古代を再現することで、その役目を神話・神社・祭りがはたしてきました。
神道を含め、日本人すら知らない日本の教養を知りたい方にオススメです。

「神と仏:仏教で説く仏は人が目指すべき目標」「狂言:演者同士がセリフを交わす対話劇で現在のコントに近い」「葛飾北斎:『北斎漫画』は気の向くまま漫然と描いた画から“漫画”と呼んだ」などを通して、辞書のように自分の手元に置いておいた方がいい事柄が書かれています。
特に「私小説:純然たるフィクションとは異なる領域で発展」は、書籍に関わる人間として興味深いです。
私小説は、「破滅的私小説:罪・堕落などを告白する」と「調和型私小説:仕草・言葉遣い・出来事を細かく描写し深い意味を探る」の2つがあります。
海外の小説の定義との違いを認識するきっかけにしたい方は、一度読んでみると面白いでしょう。

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