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「チームの力/経営難」を分けて考えるられない組織は、消え去るかもしれません。『経営の正解はすべて社員が知っている』

『経営の正解はすべて社員が知っている』は、「千葉ロッテマリーンズ」を売れるコンテンツに変えた経営を教えてくれるビジネス書です。
「悩んだら現場に聞け」「全メンバーに均等に発言の機会を設け、全メンバーの話を均等に聞く」「仕事で関わる人すべてを全方位で“お客さま”と考える」など、赤字を黒字へと転換させる経営力を示しています。
特に「くさっている人:上司の指示で失敗し、責任転換され、自信をなくした人」は、自分の境遇と照らし合わせてみても納得です。
くさっている人は、別に「やる気」がないわけではなく、上司によって生み出されたことが原因です。
上司が指示したのに失敗させられ、それを自分の責任と押し付けられ、無駄に怒鳴られ、「自分が悪い」のだと自信をなくす、をくり返した結果だからです。
上司は、「マネジメント次第で社員は大きく成長する」の本当の意味を顧みる必要があります。

「愛される選手:甲子園のスター・地元の星」「経営的視点:大きなリターンが見込めそうなところにお金を使う」「市場調査・イメージ調査は自分の足で行う」などを通して、野球以外にも使える経営手法が満載です。
特に「球団経営:広告代理店のようなもの」は、「千葉ロッテマリーンズ」をコンテンツ化した方法が学べます。
プロ野球チームは、グッズの製作・販売、球場・ユニフォームへ広告、などを収入源としているので、「広告代理店」と同じなのです。
この本は、「チームの力」と「経営難」を切り離して考えていない組織への警鐘かもしれませんね。

#経営の正解はすべて社員が知っている #山室晋也 #ポプラ社  

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