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ベンチャーで大企業に勝つための方法が書かれています。『瀧本哲史論文集 カオスの時代の、若者たちへ』

『瀧本哲史論文集 カオスの時代の、若者たちへ』は、武器を持つためのビジネス書です。

「業界の選び方:成長率が高く、これから立ち上がっていく業界を選ぶ」「ターゲット顧客の物理的な人数や財布の大きさが、チャンスの大きさを規定してしまう」「タイミングを捉える:事業機会がやってくるまで、しばらく待てる資金的な体力、経営上の忍耐力が必要である」など、ベンチャーのあり方を教えてくれます。

特に「大企業にベンチャーが勝つ理由:ベンチャーは自分の好きな戦場で、好きなルールのもとに圧勝することができる」は、資金力に差がある大企業にベンチャーが勝つための方法が書かれています。

大企業がなぜベンチャーに負けるかと言えば、「大企業は、すべての戦場で、すべてのルールにおいてそこそこ勝たなければならない」からです。

そのためベンチャーは、得意な「戦場を自分で選べるから」大企業にすら勝てるのです。

ベンチャーで勝負を賭けたいサラリーマンは、自分の考え方を変える必要があります。

 

オタクの視点から言うと、「影響力は経済的対価と必ずしも直結しない」に刺さりました。

「影響力:受け手の自主的な同意によって生まれるもの」なので、「個別に影響力を買うことはできない」からです。

影響力を与えるには、「専門性に関するメッセージを、ネットワークのハブに少しだけ流して、自然に流通させる」必要があります。

オタクはある意味、趣味に関する専門家です。

「専門性に関するメッセージ」を流し続けることができるのです。

オタクが影響力を発揮するには、趣味を消費するだけでなく、自分の専門性を発信する必要があるでしょう。

 

#瀧本哲史論文集 #カオスの時代の若者たちへ #瀧本哲史 #星海社

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