「素人でも需要予測ができるツール」の紹介がなかったのが残念な点です。素人でも簡単に需要予測ができると便利なので…。『すごい需要予測　不確実な時代にモノを売り切る１３の手法』

『すごい需要予測　不確実な時代にモノを売り切る１３の手法』は、需要予測の手法を教えてくれるビジネス書です。

「需要とは必要とされる程度感や規模感」「需要予測の考え方：時系列モデル／因果モデル／判断的予測モデル」「大きな環境変化：初期値やパラメータを大幅に見直す」など、需要予測の基本を丁寧に教えてくれます。

特に「×変化しない基準／〇変化する基準：から物事を判断する」は、人の判断基準の性質を教えてくれます。

「同じ金額、同じもの、同じ量でも感じ方に違いがある→受け取り側の状況に変化があったから」と、人の状況次第で価値観すら変化することを教えてくれます。

需要予測の前段階である判断基準を学びたいサラリーマンにオススメです。

 

「AI予測を一つのシナリオとして捉える」「POSデータの活用で７～10％程度、予測精度を向上させることができる」「知の探索×知の深化→イノベーションを起こせる確率を上げる」などを通して、需要予測の確度を上げる方法が学べます。

特に「予測がはずれた商品に着目することで新たな発見がある」は、通常の予測評価とは違う「はずれ値」を追うことの大切さを教えてくれます。

「予測結果と過去の売上実績を比較して、モデルの予測精度を評価する」ことが基本ですが、その評価から「はずれている商品」が知られざる法則を発見することにつながるのです。

普段は無視されがちな「はずれ値」を意識してみてはいかがでしょうか。

 

#すごい需要予測 #不確実な時代にモノを売り切る13の手法 #PHPビジネス新書 #山口雄大 #PHP研究所