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「会社の中でなかなか日が当たらなかったときがあっても、なすべきことをきちんとやっていれば、必ず人の目にとまるときがくる」に前山の心が救われました。『仕事と人生』

『仕事と人生』は、「仕事ができる人」の本質が学べるビジネス書です。
「仕事ができる人の資質:頭の中をきちんと整理整頓できる」「人の力を借りる:自分が人に力を貸す存在であることが基本」「スピードを速くする:大事なことを選び出す」など、常に成果を上げるシステムを教えてくれます。
特に「経営:失敗を許容できる範囲内に収める技術」は、今の日本の会社の「完ぺき主義」「満点主義」を否定しています。
たしかに許容範囲内に収めるだけなら、何も生み出さない「完ぺき主義」は意味がありません。
現状維持だけでは、付加価値を生み出すことはないからです。
経営陣は、この本を読んで会社の評価システムを変えて欲しいです。

「仕事で苦しむことは成長の糧となる」「変化への対応力とそのスピードが企業の死命を制するもの」「過去の成功に学ぶのではなくて過去の苦労に学ぶ」などを通して、変化を常態化して成長し続けるための基本事項を学べます。
特に「物事を整理し、どうあるべきかを考え、実行する人を、組織として評価する」は、論理より感情で評価する日本の会社に苦言を呈しています。
「評価する」とはいえ、「給料を上げる」「役職を与える」ではありません。
その人の「考え方・意見を尊重する」だけでいいのです。
尊重すれば、その人は一層伸びていくからです。
管理者は、部下への対応すら変える必要がありますね。

#仕事と人生 #西川善文 #講談社  

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